はじめての年越し・ミラコスタ 予約時期や方法、時期別の難易度、金額を徹底解説

夕方 ディズニー
【この記事の対象者】
「一生に一度はミラコスタで年越しをしたい」と願っているが未達成の全ての人へ

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事の経緯

朝の景色

 2023年12月21日朝10時。

 年の瀬も迫り、年末年始の予定も九割くらい決まったその時間、私は数年ぶりにディズニーの予約サイトを開いておりました。

 2023年末の私は横浜の定宿での年越しが決まっておりましたが、嫁さんが「地元だけなのは嫌じゃ」というので、前日くらいにどこか行こうかと模索していたのです。

 そのため、「12月30日」で安めのディズニーホテルでも空いていないものかと調べておりました。

 先ほども言ったように、日にちは12月21日。

 当時の私は知る由もなかった事ですが、キャンセル期限が過ぎているため市場は停滞し始めており、空きが見つかることがありません。

 そんな時、ふと「そういえば、昔から年越しでミラコスタに泊まってみたかったんだよな」と脳裏をよぎりました。

 まあ、空いてるわけないけど値段くらい見てみるか。そんな軽い気持ちだったと思います。






第三種接近遭遇
※画像は変更で予約画面鬼リロードしていた時のものです。
実際は普通のツインルーム、115,000円が空いてました。

( ゚д゚) ・・・ 
(つд⊂)ゴシゴシ 
(;゚д゚) ・・・ 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ 
(;゚ Д゚) はっ・・・!?

 まさに「上の心境」でしたが、そこにはミラコスタのトスカーナサイドのみの空きを表すボタンが出現しています。

 真冬、取引先に向かう電車の中で宇宙人と第三種接近遭遇したような衝撃が全身を貫きました。

 私は過去に「100万円分無料宿泊の旅」などをしていてホテルの難関プランの予約には慣れていたのですが、そんな私でもこれは全くの未知との遭遇に他なりませんでした。

「値段は?」
「予定はどうする?」
「キャンセル期限はどうなってる?」
「ちくわ大明神」
「パークなんて4年ぶりで全くわからん」
「年越しそば売ってるのか?」(なかった)
「予定変えるなら、うちの人にも相談しないと・・・」

 おおよそ1秒程度と思いますが、一瞬で上のような葛藤が頭を駆け抜けました。

 ですが、

「今、ここで一瞬でも躊躇すれこの枠は消える」

 ということを直感的に悟り、考えるよりも早くボタンは「予約に進む」を押してました。

 その後、「8日前までのキャンセル料金は1万円」ということだけ確認して夢中で予約手続きを行います。

(本当は「予約に進む」のプロセスで正常に先に進めればその時点でサイト側が部屋をホールドしてくれるのですが、当時は知りませんでした)

 そんなわけで、嫁に何も断ることなく年越しミラコスタのプランが決まり、ここから熾烈な予約戦線に身を投じることとなります。

 結果、

存在してはいけないもの

 結果、終わる頃には少しだけ予約のテクにも磨きがかかり、出発する12月30日はこのような形になっていました。

 人気ホテルのトイストーリーホテルで前泊。

 ミラコスタはトスカーナサイドから、少し予約の取りにくいヴェネツィアサイドへ。

 さらに、レストランからパークのショーが見られるレストランのコース料理。

 他にも、ランドの人気レストランであるブルーバイユーレストランを当日に抑えております。

 私の奮闘は僅か10日程度であり、年単位でやっている方々のサイトからすると見劣りするものと思います。

 ですので、皆様と同じく「初心者」の目線で、自身の体験をもとに、「年越しミラコスタ」に特化する形で解説してまいります。

「いつかミラコスタで年越しをしたい」という夢が叶うことの一助になれば幸いです。





1.予約について

火山

 予約直後の私が全く知らなかった単語ですが、私が予約を拾ったのは純粋な「キャンセル拾い」です。

 ディズニーホテルには主に2通りの予約方法が存在します。

・予約開始時に予約(もちろん5分で瞬殺)
・キャンセル拾い

 主にこの二つがメインですが、上のスタートダッシュ方式は余程のプロではない限り難しいため、ある意味正解の方法を取っていたことになります。

 他のディズニーホテルであるランドホテル、アンバサダーホテル、セレブレーションホテルなどは大晦日でも空きがちらほらと出る傾向でしたが・・・ミラコスタは本当に空きが出ません

 ボトムで客室数が多いトスカーナサイドでも、10日前からかなりの頻度確認しましたが、出たのは3回程度

 いずれも5秒以内に瞬殺。

 トスカーナサイドのツインが2回とトリプルルームが1回。
 ハーバービューが1回
 ハーバービュー(4名)が1回
 ヴェネツィアテラスが1回
 ヴェネツィアサイドが1回(これを予約できた)

 という形でした。

 もちろん、ハーバービューやヴェネツィアテラスは瞬殺でしたが、ハーバーはホテル側が排出しているのか少し生き残っていた印象・・・

 これを聞いて、みなさん「あれ? 意外にキャンセルって出るんだ・・・」と思いませんでしたか?

 何せ、私が予約していたのは1週間前。

 ホテルもバケパもキャンセル期限はとっくの昔に過ぎています。

 市場は完全に停滞している・・・はずなのですが、寸前でもキャンセルは何故か出ます(実体験)

 キャンセル拾いに関しては他のブランドでかなり鍛えられておりましたが、私の場合やっていることは一つです。

ライバルより、1分1秒でも長く予約画面を見る

 テクニックとかコツとか裏技とかよく聞きますが、これが基本にして奥義だと思っています。

 どれだけ他人より時間をかけて、執念を燃やすことができるか、です。

 また、難易度の高い部屋の予約に関しては執念だけでなく一握りの狂気も必要になります。

 更に、当時の私は知る由もないですが、ディズニー界隈ではそれを「家族」などのグループごとにやっている人が多いようです。

 もちろん、人海戦術VS人海戦術が基本となると私も環境を変える必要があるので、嫁に協力してもらってる次第です。

 では、次は「やっておけばよかったこと」を踏まえて解説します。





やっておけばよかったこと

ヴェネツィア

 2023年末はこの風景を見ながら素敵な年越しをしたわけです。

 ただ、やっぱりハーバービューやハーバーテラスに泊まっての年越しも体験してみたかった・・・と思ってしまいます。

 そんな私の「やっておけばよかったこと」は、

・15日前までに極力部屋を確保する
・21日前からキャンセル枠は構えておく
・予約開始日の争奪戦にも参加したい

 やはり、時間関係ですね。

 15日前のキャンセル期限は最も市場が動くタイミングであり、私が参加した10日前は市場が停滞しているため、予約もかなり苦労しました。

 もし今年も狙うようなら、やはり予約開始日の祭りと15日前までのキャンセル枠争奪戦には参加したいですね・・・

 ただ、一つ重要なのは、

キャンセル期限が過ぎてもなお、市場は回っている

 

 3日前でもキャンセル出るくらいだし、なんか出るでしょ(慢心)。

 別件で予約開始日の争奪戦にも参加しましたが、それはそれで参加する価値はあると思います。

 次は、その予約開始日の動きについて語ります。





予約開始日からの動きについて

 すごく本末転倒なことを申し上げて恐縮ですが、初心者のうちの最適解はこれと思われます。

予約開始日の争奪戦には参加しない

 私も年始から何度かファンタジースプリングスホテルの予約開始日に飛び込んだことがありますが、本当に魔境です。

 予約は5分持てばいい方ですし、何よりサイトが混み過ぎてろくに作業ができない・・・なんてことは普通です。

 ですから、このタイミングはあえて捨ててその日からキャンセル拾いをしてみてはどうでしょうか?

 一番市場は変化するのは14日前ですが、「予約開始日直後数日」はもちろん、それ以外の日も僅かではありますが市場は動いています。

 





 これは実際に4月の予約を取りに行った時の成果ですが、1ヶ月以上前の某日に難易度の高いハーバールームの予約に成功しています。

 ハーバールーム、しかもハーバービューとなれば非常に人気が高い上に、ミラコスタの502室ある部屋の中でも立ったの3部屋しか存在しません。

 まあ、こういう時期に出るとは言っても・・・

「24時間みてるわけにはいかないし、いつ予約が出るかわからない環境」は非常に辛いものです。

 ですので、私は「巡り合わせ」と思うようにしております。

 おそらく、私が見ていない時間に幾つもキャンセルは出ています。

 でも、私がそれを観測できるのはキャンセル拾いをしている平日2時間、休日数時間の時間だけです。

 しかも、複数の日程を狙っていれば一枠自体の作業時間は細分化されます。

 ですから、観測できない時間の予約は捨てるように考えています。

 そうしないと精神が持ちません。




 もう一つ思うのは・・・16日前までには極力第2候補までの部屋を確保するのが大事だと思います。

 キャンセル拾いのピークでなくても、人気の部屋は5秒も経たずに消えるのが普通です。

 それがライバル数がピークに達するキャンセル期限となればどうなるか・・・なんていうのは想像するだけでも少し苦痛です。

 そのためには、毎日コツコツと予約サイトを見ましょうね。





2. 部屋の種類を知ろう

向き長所短所
トスカーナ・単価が比較的安め
・部屋が可愛い
・客室数が一番多い
・景色の当たり外れの差が大きい
ヴェネツィア・落ち着いていて過ごしやすい
・ゴンドラの見える部屋は圧巻!
・テルメヴェネツィア裏だとしょんぼり
・部屋によってはパークから遠い
ポルト・パラディーゾ
(パラダイスの港の意)
・下で詳しく解説・総じて価格が高い

ポルト・パラディーゾサイド 細分化解説

ビューの名称長所短所
パーシャルビュー
(部分的の意)
9部屋
・ボトムの部屋
・あたり部屋は景色いい
・景色が半分程度遮られる
・あたりの確率が極低
(1/9で当たり部屋)
ピアッツァビュー
ツイン
(広場の意)
・60部屋と部屋数が多い
・ハーバービュー横の部屋もある
・ショーは見えない
・好みに左右されるかと
ピアッツァビュー
ダブル
・部屋は当たりと大当たりしかない
・角部屋はヴェネツィアの眺めも!
・5階部屋はハーバービューの隣
・2階はゲストの目線が気になる
・7部屋しかなく激戦区となる
・ツインより5千円高い
ピアッツァグランド
(13部屋)
・広場よりも海が見えていい
・建物好きな人にはいい部屋
・ハーバーと値段がほぼ一緒
ハーバービュー
(普通49部屋)
(スペチ13部屋)
・ショーがよく見える部屋の代表格
・部屋数が多く、種類も豊富
・正面、アラビア、アメフロと全方向にあり
・予約激戦区
・スペチは正直割高
バルコニールーム
(海側7部屋)
(広場側1部屋)
・ショーの空気を肌で感じられる部屋
・特別感がある
・ゲストから凄く目立つ
・隣のバルコニー丸見え
・部屋自体は普通の部屋
ハーバールーム
(海側3部屋)
(広場側3部屋)
・部屋が広く、窓二つで眺めも良い
・トランドルベッドを使えば
寝ながら外の景色が眺められる
・非常に価格が高い
・お風呂は普通の部屋と同じ
・予約難易度が高い
・オチェと景色がほぼ一緒
テラスルーム
(ヴェネ1部屋)
(海側5部屋)
(ハバグラ2部屋)
・スイートを除けばここが頂点・予約の最激戦区

 非常にざっくりとではありますが、各向きやビューの説明はこんな感じです。

 トスカーナサイドやヴェネツィアサイドにおいても、昨今は昔でいう「当たり部屋」を別カテゴリで販売していてわかりやすいですね。

 追加料金も1500〜3000円と良心的です。

 一方、ポルト・パラディーゾサイドは文字通りに青天井です。

 スイート抜きにしても、平日では6万円〜15万円と非常に多くのカテゴリが存在しています。

 しかも、部屋は上の通り非常に多いので最初のうちは混乱しますし、そもそも「ぽ、ポルト??」とよくわかりません。

 そのため、どう選ぶか迷いがちですが・・・ミラコスタでの目的を三つくらい書いておくと便利かと思います。

 これは私が新規ホテルでよく使う手なのですが、例として2024年4月宿泊のデータをもとに書いてみます。

・部屋からショーを見てみたい
・ミラコスタの建物もよく見える部屋がいい
・部屋から花火が観れるとそこそこ嬉しい

 今回の目的は主にこの三つです。

 現在確保しているハーバールームハーバービューなら問題なくショーは見れますが、今回の条件では1ランク下のハーバールームピアッツァビューの方が適切でしょう。

 ただ、それだと花火が見れない・・・そうやって色々と調べて候補になる部屋を絞っていきます。

 そうなると、予算を考えた上での候補としては以下の通り、

①ハーバービュー(アメフロ側、正面)
②ハーバールームピアッツァビュー
③ピアッツァグランドビュー(アメフロ側)
④テラスハーバービュー(高すぎなのでここ)

 次点としては

①ピアッツァビューダブル
②ピアッツァビューツイン

 として構えておくつもりです。

 なお、それでも空くかどうかは結構運ですが・・・キャンセルは、でます

 問題は、私たちがそれを観測できるかが全てです。

 では、次の項目に移りましょう。





3. 年越しミラコスタで知っておきたいこと

部屋

 年越しミラコスタと聞くと、「値段も高いし・・・平日でいいんじゃないかな」と思われると思います。

 実際、2023年末の値段はボトム115,000円。我が家も普通にボーナス突っ込む金額です。

 ですが、それでも私が踏み切った理由は単純です。

 我が家は平日に泊まることが滅多にないため、ミラコスタは大晦日が一番得だという確信があったからです。

 次の表をご覧ください。

平日繁忙期
トスカーナ60,000円前後111,500円55,000円
ハーバービュー85,000円
〜90,000円
135,000円50,000円
ハバテラ13万円超177,500円47,500円
※繁忙期はGW、夏休み、年末年始全て定額

 この表を見るとお分かりになると思いますが、ディズニーホテルは普通のホテルと違い「定額変動性」なのです。

 さらに、普通のホテルならGW=夏休み<<年末年始と繁忙期もランクづけされてますが、価格が上限で打ち止めされます。

 例として、私がよく泊まるホテルで比較しましょう。

閑散期GWなど大晦日
ヨコハマグランドIC17000円4〜5万円10万円
IC横浜Pier838000円7万円10万円

 凄くざっくりとですが、このように価格が変動します。

 さらに、部屋のグレードによる差額は上の価格をもとに「定率変動性」で決定します。

 もう一つ、恐ろしい表を提示します。

平日土曜日大晦日
トスカーナサイド
スーペリアルーム
60,000円
前後
90,000円
前後
111,500円

 土曜日に+3万円以下で、大晦日泊まれるんすよ・・・

 もちろん、同ランクの他のホテルではこんなこと絶対に無理ですよ。

 私は最初これに気づいた時、正直戦慄しました。

 これはディズニー特区の外から来た人間だからすぐに気づきましたけど、このカテゴリーは本当に独特の文化で成り立っています。

 また、12万円は大金ですが、毎月1万円積み立てれば達成できる額です。

 我が2024年から夫婦で1人5000円ずつ積み立ててます。
(部屋のグレードや食事による差額はもちろん私もち)

 一生に一度の年越しミラコスタ、こう思えばハードルが下がりませんか?





最後に

朝食

 朝起きて、景色を眺めながらのんびりと朝食を食べれば、すぐにチェックアウトの時間です。

 ディズニーホテルには会員特典のレイトアウトなんてものはありませんので12時に出なければいけないのが難点ですね。

 今回はかつての私と同じ、「一生に一度はミラコスタで年越ししてみたい」という人たちに向けて記事を書きました。

 終え、沼にハマった今の感想を書くと、「年越しミラコスタの難易度は高くない」という印象です。

 これから宿泊記も書くつもりですが、難易度は「中の中」か「中の下」程度だと思います。

 ただ、「ただ泊まるだけでいいのか」「ショーも部屋から見たくないのか」という思いが、難易度を引き上げる原動力ですね。

 では、今回の記事はここまでです。また別の記事でもお会いできれば嬉しいです。

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