【この記事の対象者】 ・インターコンチネンタル横浜Pier8のラウンジが気になる ・横浜で素敵なクラブラウンジサービスのホテルを探している ・度重なるアップデート、現状がどうかを知りたい ・横浜で最高の朝食を食べたい ・少し暇な方
はじめに
ホテル概要
ホテル名 | インターコンチネンタル横浜Pier 8 |
住 所 | 〒230-0001 神奈川県横浜市中区新港2-14-1 |
開業日 | 2019年10月31日 |
客室数 | 173室(3〜5階) |
レストラン | 2軒(寿司、オールデイダイニング) |
クラブ ラウンジ | あり |
その他施設 | フィットネスクラブ ルーフトップテラス ボールルーム 中庭 |
インターコンチネンタル横浜Pier8は2019年10月31日に開業した横浜で2軒目のインターコンチネンタルホテルです。
場所はフードコートおよび船着場である「横浜ハンマーヘッド」の2階〜5階に属し、価格帯も横浜界隈では結構高めに設定されております。
5階建と低めにも関わらず客室は150室程度存在し、2軒のレストランがひっそりと中に存在しています。
このホテルは並列しているヨコハマグランドインターコンチネンタルと比べて部屋やサービスが優れており、
大衆向けのヨコハマグランド
高級路線のPier8
と顧客のターゲット層が異なることが見て伺えます。
ホテル自体も非常に海に近く、「海辺の別荘」といった感じで利用できますよ。
この記事では、そんなホテルのクラブラウンジに関して詳しく解説していきます。
昔の記事
当ブログではPier8さんの記事を色々と書いておりますので、よければご覧ください。
クラブルームの宿泊記
コーナースイートの宿泊記
ルームサービス完全ガイド(写真付き)
クリスマスの滞在や限定エクスペリエンス
では、本編に参りましょう。
クラブラウンジの概要
アクセス権 の所持者 | クラブフロア宿泊者 スイート宿泊者 ロイヤルアンバサダー会員 IHGマイルストーン特典所持者 追加料金・15,000円/人(空室状況次第) |
フード プレゼンテーション | 4、5回 (重複不可の場合あり) |
施設、サービス | コンシェルジュサービス ミーティングルーム使用権(2時間) 朝食のルームサービス代替 |
注意点 | ・会員特典による滞在時間延長による FP重複利用不可の場合あり ・チェックイン、チェックアウトは ラウンジ内で行えない ・入室にカードキーが必須 |
このホテルのクラブラウンジは横浜でもトップクラスのクラブラウンジです。
広さ・居心地の良さ・景色はさることながら、4回のフードプレゼンテーションのクオリティは高く、利用者の舌を楽しませます。
嘗てはクラブフロア宿泊者と天上人であるロイヤルアンバサダー会員のみでしたが、今はIHGのマイルストーン特典で私のような平民でも常連顔して居座れる時代になりました。
そのため、混む時は結構混みます。
特に混雑するのはバータイムです。
ティータイムは仕事や観光で参加しない方がいたり時間がばらけやすい反面、バータイムは長期戦になる方が多い上に時間が固まりやすいのです。
この時間の混雑を避けたい方は予め席に座ってお茶でも飲んでいたりするといいですよ。
「遅い時間に来る作戦」は基本無力ですのでご注意ください。
また、インターコンチネンタルアンバサダーのレイトアウトや、IHGダイヤモンド会員のアーリーチェックインを利用したフードプレゼンテーションの重複利用について。
例・10時アーリーインでチェックイン後にブランチを食べ、翌日も普通に朝食を食べる
16時レイトアウトで二度目のティータイムを食べてからチェックアウト
こちらは私もよく行う手ですが、時々断られた方を見ますのでご注意ください。
日程・もしくは仕様変更に伴う関係で拒否される可能性があります。
では、次はフードプレゼンテーションの紹介に移ります。
座席
入り口の旧レセプション。
ここの横には電話をするスペースやミーティングルームもあります。
ここを抜けると、座席のあるエリアにたどり着きます。
ここのラウンジは横に細長く作られており、席は
・ソファー席 ・チェア席 ・窓際席 ・テレビ側のソファー席 ・半個室?(2組使用可能)
と言った形になっております。
特に我が家のお気に入りは窓辺席と半個室です。
席はソーシャルディスタンスを守った形式で案内されます。
テレビもありWBCの時などはラウンジで放映されてましたが、基本は海外のニュース番組が放映されてます。
外の景色はこんな感じです。
ラウンジはベイビューですので、お部屋はシティビューを予約しておくと1粒で2度美味しい感覚ですね。
フードプレゼンテーション
営業時間:7時〜21時
7:00〜11:00 | 朝食 |
11:00〜12:00 | ブランチ (メニューが1点追加) |
14:30〜16:30 | アフタヌーンティー |
17:30〜19:30 | カクテルタイム |
19:30〜21:00 | ナイトキャップ |
このホテルのクラブラウンジにおけるフードプレゼンテーションは以上のとおりです。
また、営業時間内であればコーヒーや紅茶、ジュースなどのソフトドリンクを自由な時間に飲むことができます。
このホテルは部屋の冷蔵庫にあるソフトドリンクも無料なので、うっかり飲み物を買い込むと余ることが多いので注意しましょう。
では、それぞれのフードプレゼンテーションを紹介していきます。
14:30〜16:30 ティータイム
【ポイント】
①イングリッシュスタイルのティーセットで登場
②構成はオードブル、スイーツ、スコーン
③季節によりメニューは変更される(春夏秋冬)
④連泊してもメニューは変更されない
まず、あなたがチェックインするとティータイムに参加できます。
14時半より開始されるティータイムは上の写真のようなおしゃれなティーセットともに登場。
オードブル、スイーツ、スコーンはそこそこボリュームもあり、TWGの紅茶と一緒に楽しんで食べることができます。
このメニューは春夏秋冬、クリスマスなどシーズンごとに装いを変えますが、その代わりに日替わりは致しません。
スイーツは主にケーキ、マカロン、チョコレート、お椀ものなどで構成されます。
美味しく食べたらお部屋に向かい、観光や仕事の疲れをとりましょう。
17:30〜19:30 カクテルタイム
【ポイント】 ①冷菜→温菜の順に提供される ②お酒は大体固定メニューだが時代と共に変化 ③日替わりで1、2品程度違う ④提供までに時間がかかるので注意
うちの人が下戸なので、基本カクテルタイムは私一人です。
(ここのラウンジは一人でも結構居心地いいのでご安心ください)
お酒は時代ごとに少しずつ安くなっている印象ですが、シャンパンは結構お高いやつと聞いています。
ここのカクテルタイムは冷菜と温菜のプレートが提供されるタイプです。
冷菜の野菜スティックは最初期からあり、非常に絶品。
連泊すると1、2品程度メニューが変わり嬉しいです!
お魚だったりお肉だったりとひとくち大サイズで存在し、どれを食べても美味しいですよ。
この時間は結構混みますので注意しましょう。
19:30〜21:00 ナイトキャップ
ナイトキャップは簡単なスイーツやチョコレート、柿ピーとかの簡単なスナックが食べられます。
お酒はカクテルタイムに引き続いて提供され、「バータイムで食べ終わってぶらぶらいたらなんか始まった」って感じで参加する印象です。
実は、ここで提供されるスイーツはティータイムのスイーツとは違うものもあります。
ここでもう少しお酒を楽しんだら、ゆっくりと寝ましょうね。
7:00〜12:00 朝食、ブランチ
【ポイント】 ①朝食は4種類+ブランチで2種類追加 ②朝食の提供時間が長く、混まない印象 ③ルームサービスにも振替可能!(超重要) ④メニューはレストランと同じ
コンチネンタル ブレックファスト | パン、サラダ、ジュースなど |
アメリカン ブレックファスト | パン、サラダ、ジュース 卵料理、ソーセージ、スープなど (クロワッサン超うまい) |
和食 | 和食膳(魚のみ日替?) |
ライズアンドシャイン | フランスパン、サラダ、スープ ・ポークソテー ・サーモンソテー ・牛ステーキ からメインをチョイス |
朝になると、朝食の時間となります。
時間は7時〜13時までと普通のホテルではあり得ない6時間営業ですので、時間をずらすことも容易です。
食べる場所はラウンジですが、メニューはレストランの朝食と変わりありません。
ここは朝食の時間でもスペシャルな逸品が欲しいところですね・・・
アメリカンブレックファスト。
ソーセージなどの肉類は固定、卵はオムレツや目玉焼きなどチョイスできます。
クロワッサンとデニッシュはメチャクソ美味しいので一見の価値あり。
こちらはレストランやルームサービスでも同様のものを召し上がれます。
和食はこんな感じ。魚は季節や日ごとに変更。
和食に関しては写真でアップデートしていなかったので、後日最新のものをアップデートします。
ライズ&シャインはメインをチョイスして楽しむスタイルです。
1枚目が牛ステーキ、2枚目はサーモン、3枚目がポークソテーです。
牛ステーキに目が行きがちですが、ポークソテーもサーモンも「むむっ!」となる美味しさでしたよ!
4枚目のサラダやフランスパン、スープと一緒にのんびり楽しみましょう。
ブランチになると、パワーサラダやワッフルが選べるようになります。
こちらも結構ボリュームがあって美味しいので、ぜひ一度食べてみてください。
ブランチ時間でもライズ&シャインなどは注文できますのでおすすめですよ。
【裏技】 ①IHGダイヤモンド会員特典で「朝食」を選択 ②朝食を7時に食べた後、12時前にラウンジへ行く ③ブランチが昼ごはん代わりになる
ブランチが12時までなので、上のような段取りをするとラウンジだけで2食+ティータイム+バータイムとリッツカールトンばりのサイクルが回せます。
うちの人が寝坊助なので基本的に使わないっすけどね。
さらに嬉しいポイントとして、なんとラウンジ朝食はルームサービスに振替可能です。
美味しい朝食をのんびりとお部屋で食べられますよ。
なお、ライズ&シャインなど限定メニューは注文不可ですので注意しましょう。
17:30〜21:00 ディナータイム(特定日限定)
【ポイント】 ①特別なプランを予約 ②追加料金(20,000円/人 程度)支払い 以上のどちらかでラウンジ利用者は参加可能。 ②は当日の空き状況に準ずる。
クリスマスやお正月など特定日に泊まった場合、特定プランに空きがあればディナータイムに参加できるかもしれません。
夜の帷がおりた頃。
このディナータイム自体が結構ボリュームがあるため、個人的にカクテルタイムの参加はお勧めしません。
カクテルタイムの料理をさらにアップグレードした本格的なコース料理が振る舞われます。
なお、この時間もバータイム特典でアルコール含むドリンクは飲み放題です。
料金はかなり高額ですが、クラブラウンジで本格的なコース料理を食べるという体験にはかなり価値があると思います。
なお、クリスマスではディナー+花火+演奏の組み合わせを見事な連携で積み上げ、素晴らしいエクスペリエンスを形成しました。
私は2021年、2022年に参加しましたが双方とも素晴らしく、以降もリピート確定です。
付属施設・ミーティングルーム
クラブラウンジの利用者は1泊につき2時間、ミーティングルームを利用可能です。
ミーティングルームはラウンジに入ってすぐ右手にあり、完全な個室になっています。
私も一時期テレワークをやる気だったので本格的に調べましたが、かなり使えそうな感じでしたよ。
もし一人で泊まっているビジネスマンの方は、ゲスト招待すればここで会議できるのではないでしょうか?
この時は富士スピードウェイにテレワークホテルを変えてしまったのですが、ここもかなり気になったなぁ・・・
ここは平日だとラウンジが空いてるんで、会議が入らなければコーヒー飲みながらのんびり仕事できますしね。
2023年8月6日 追記
6月に実際に利用してみました。
非常に使いやすい会議室で、注文すればドリンクも持ってきてくれるのでかなり便利ですよ。
コラム・2名3万円の価値はあるか?
前述しましたが、このラウンジは無料宿泊で泊まっていても「15,000円/人」の追加料金で利用可能です。
(私みたいなマイルストーン特典者は無料)
この料金はヨコハマグランドの約三倍に当たり、かなり強気な値段です。
クラブフロアの部屋も大体この料金差ですが、クラブフロアで予約しても4階になることもあるので料金差に階数は関係なく、ラウンジ料金のみとわかります。
嘗ては素晴らしいサービスを考えれば割高感も若干耐えられましたが、チェックインやアウトなどの機能がない今、割高さは以前よりも強く感じるようになりました。
ただ、もしもあなたが遠方から横浜に来てくれた人である場合、悩んでいるなら高いと感じてもラウンジの利用をお勧めします。
このクラブラウンジは、常に変化を続けているのです。
それは良い意味でもあり、悪い意味でもあります。
もしもあなたが今日ラウンジを利用しなかった場合、次に来た場合はまた違うサービスに変化している可能性があります。
今日の品質でラウンジサービスを受けられるのは、今日しかありません。
ただ、一つ忘れてはいけないのは・・・三万円の元が取れることはほぼないということです。
(二重参加でもかなりきついと思います)
それが嫌なら、素直に利用はやめましょう。
このホテルは部屋が素晴らしいですし、ラウンジでの朝食は別にレストランで食べることもできます。
結論といたしましては、
・ラウンジに行きたい人(好奇心)
・ティーセットやバータイムが気になる
→そんな人はラウンジに行こう
・割高感を許せない
→やめておこう
これでいいと思います。
また、私みたいにマイルストーンアワードでラウンジアクセス持ってる人は悩まず行きましょう。
ええで。(確信)
最後に
2019年の開業以降、インターコンチネンタル横浜Pier8のクラブラウンジは度重なる変更を繰り返してきました。
そのため、ネット上では古い情報と新しい情報が交錯し、この記事もやがては古い使えない情報になるかもしれません。
ただ一つ言えることは、この記事は私がPier8に通い続ける限り更新し続けられるということです。
去年の暮れには私が最初に訪れた時にいたスタッフさんも、2021年のクリスマスの時のスタッフさんも一人しか残っていませんでした。
「ホテルが変わり続ける中で、自分が変わらずにいるという感覚」というのは以前聞いた話ですが、それを肌で感じる昨今です。
あなたがいつこれを読んでいるのかは知りませんが、この記事があなたにとって正しき道標となることを祈っております。
では、本日はここまで。
また別の記事でもお会いできますと嬉しいです。