新幹線グランクラス搭乗記と、北海道新幹線の意外な落とし穴

新幹線グランクラス搭乗記と、北海道新幹線の意外な落とし穴

【 この記事の対象者 】
・新幹線のグランクラスに興味がある
・実際に新幹線で北海道まで行こうと考えてる。
・グランクラスやグリーン車特有の落とし穴を知りたい
・グランクラスのレビューを探してる




そもそもグランクラスとは??

 新幹線で上等な客席といえば、何と言ってもグリーン車。

 かくいう著者も、自費でこっそりグリーン車に乗って、前の上司によく怒られました。

 普通席よりも広い座席で、アテンダントさんがおしぼりを持ってきてくれたりとか、ビールを売ってくれたりするグリーン車、素敵ですね。

 この記事で紹介しているグランクラスは、一言で言うとグリーン車の上位に存在する新幹線最上位の座席です。

 名前負けしておりますが新幹線におけるファーストクラスを謳っており、無料で飲み物やお弁当が振る舞われます

 そんなグランクラスの搭乗料金は、以下の通りです。

 一例として、北海道新幹線で説明しますね。


東京からグリーン車グランクラス
那須塩原2100円6290円
福島3150円8390円
仙台・盛岡4180円9430円
新青森5240円10480円
新函館北斗8040円18520円
※別途新幹線の特急券と乗車券が必要になります。

 新幹線片道料金に上の値段をプラスすると、グランクラスやグリーン車に乗れます。

 青文字は私が実際に函館に行くときに買ったグランクラス利用エリアです。

 そう、函館まで行くのに、青森でバッチリと普通席に乗り換えています。


 上の表を見てお分かりになるとおり、大体の一般席+10000円グリーン車の倍以上の値段がします。

 その分のサービスを受けられたかは後ほどの搭乗期で説明します。

 では、ここで北海道方面のグランクラスやグリーン車特有の落とし穴を説明します。





グリーン車・グランクラスの落とし穴

 上の表の赤文字を見ていただくとわかる通り、新青森と新函館北斗で値段に倍近い開きがあります。

 時間にして1時間程度であるのにも関わらず、それまでの旅程である東京から新青森間と変わらない料金がかかります。

 これは、青函トンネルの通行料とか北海道特別運賃ではありません。


 単純に、JR北海道エリアの初乗り運賃が加算されてるだけです。


 繰り返します、単に北海道エリアのグランクラス初乗り運賃6,540+距離運賃1,500円が加算されただけです!!

 東海道新幹線はJR東海エリアに入ろうと、西日本エリアに入ろうと、九州エリアに入ろうと一括で距離料金です。

 しかし、なぜか北海道新幹線はグリーン車・グランクラスで初乗り料金がかかります。なんでさ。

 東京から新函館北斗までは大体4時間弱ですが、グランクラスの運賃をわかりやすく書くと以下の通りです。

合計:18,520円
東京〜新青森(3時間) 10,480円
新青森〜函館(1時間) 8,040円

 新青森より手前で降りるならいいですが、函館まで行く場合は青森で普通席に乗り換えるだけで約半額になります。

 私がこれに気づいたのは、みどりの窓口です。

 たまたま新函館北斗直行便が満席で、新青森で乗り換えたんですよね。

 そしたら、なんかグランクラスが半額近くになってる・・・

 軽くホラーでしたね。何が起きたのかと。

 まあ、そんなわけで函館まで行く人でも、グリーン車とかグランクラスは青森までにすると断然お得ですよ!





グランクラス搭乗記

 年越しを函館に決めた私と恋人は、東京駅を訪れてました。

 時刻は正午、鈍行で行くため函館の到着は午後6時です。

 東京駅は大変混雑していたので、とりあえず逃げることにしました。



東京駅のラウンジ

 ここ、ビューゴールドラウンジへ。

 ここは東京駅八重洲口にひっそり佇む新幹線に乗る人のためのラウンジです。




ビューカードゴールドラウンジのマップ

 実際にJR東日本で使われてる画像ですが、場所はここです。

 入れるのはビューカードゴールドを持っていてその日に新幹線に乗る人か、当日東京駅発のグランクラス搭乗者のみ。

 見ての通り、八重洲口の真ん前にあり、ラウンジの外はとんでもない人混み。

 トイレも長蛇の列でした。




ビューカードゴールドラウンジ

 ですが、ラウンジ内は見ての通りガラガラです。

 師走の昼時だというのに、ラウンジ内は清潔そのもの。

 誰も並んでいない綺麗なトイレで用意を済ませることも簡単です。




ラウンジでのドリンク

 流石にラウンジというだけあって、飲み物とお茶菓子がもらえました。

 イメージ的には・・・羽田空港のカードラウンジみたいな感じです。

 お菓子とペットボトルのリンゴジュースをお土産にもらい、少し休んだらラウンジを後にします。

 さぁ、函館に向かいましょう! 





グランクラス内部の設備、サービス

北海道新幹線

 駅のホームに着いたら、もう来てました。

 写真だけ撮ってさっさと乗り込みます。

 どういう名前のやつだかはよく知らんです。




 写真がありませんでしたが、グランクラス車両の中に入るとお姉さんが2人佇んでました。

 明らかに、グリーン車でビールを売りに来る人とは感じが違います。

「乗車券を拝見してもよろしいでしょうか?」

 と言われましたので乗車券を見せると、席に案内してくれます。




グランクラスの席

 グランクラスの席の写真です。

 ボタン一つでリクライニングもできるし、読書灯やテーブルもついていて快適です。

 乗り心地も良く、何時間でも座って要られそうな感じでした。

 グランクラスもグリーン車と同じで列車の揺れが感じにくく、音がしにくい構造のようです。

 多分、グリーン車よりも上等な部類ですね。

 席に座るとアテンダントさんが挨拶に来てくれました。2人ほど、グランクラスに常駐するそうです。

「こちらでスリッパを用意しておりますので、中ではゆっくりとお寛ぎください」

 このように言われ、靴を脱いでスリッパに履き替えます。

 このスリッパがふかふかで最高でした。

 私はこれを持ち帰って長らく愛用しておりましたが、コンラッド東京に泊まったある日にうっかり紛失し、失われてしまいました・・・

 マジで悲しいです。今からでも戻ってきたら喜びます。





ウェルカムレター


ドリンクメニュー

 写真が外国の友人に送るやつしかなかったので英語ですが、出発するとこんな感じの手紙とドリンクメニューを渡されます。

 ビールやワイン、日本酒、ウイスキーなどのアルコールはもちろん。

 コーヒー、紅茶、緑茶やジュース、コーラーなども飲み放題です。

 これに加えて、和食か洋食のお弁当がいただけます。

 もちろん、これらのお弁当はグランクラス限定ですよ。





グランクラス お弁当

 よく残ってたなこの写真・・・(素)

 注文するとお姉さんがお弁当とワインを持ってきてくれました。

 ワインも限定ボトルに入っていていい感じ・・・グラスもおしゃれですね。




グランクラスの洋食

 洋食・・・ていうかサンドイッチ弁当ですね。

 美味しかったけど、男の私には少し少なかったです。





グランクラスの和食

 恋人が食べた和食。

 ここですかさず紐で温める牛タン弁当食べたらヒンシュク買いそう。

 ペロリと30分くらいでいただいたら、後はの〜んびりです。

 3時間、特にやることはないので本を読みながら時々ワインをいただいたり、ジュースを飲んだり・・・

 一度だけトイレに立ちましたが、グリーン車で立っていた家族がいて、そこの子供が「このおじさんどこの世界から来たんだろう?」って顔してキョトンと私を見ていました。

 まあ、スリッパで完全に寛いでましたしね・・・


 三時間は短すぎず、長すぎずって感じで過ぎ去り、あっという間に降りる時間です。

 やはり「もっと乗っていたいな」とは思いましたが、だからと言って新青森〜函館北斗間を払うのは勿体なくて絶対に嫌でした。

 新青森で一回降りた後、次の電車の指定席で新函館北斗へ向かいます。





総評

 私の感想を一言で言えば、「一度乗ったしもういいや」って感じですね。

 でも例えば「半分くらいの値段で乗れるよ」と言われたら「マジで!? 乗る乗る!!」ってなります。

 そんな感じのサービスです。

 確かに快適でしたけど、ドリンクも食べ物も感激するほどの美味しさはないです。

 そして何より・・・日本の電車のグリーン車が優秀すぎるんですよ・・・

 別に倍の値段払わなくても、グリーン車で十分快適に移動できますので、それで十分なんですよね。

 私にとって、グランクラスはそんな感じのサービスでした。

 電車に乗って函館まで行くのは・・・結構肯定的な考えです。

 時間を贅沢に使うのって、楽しいですよ。





最後に

函館駅前

 新函館北斗に着くと、1面の銀世界と黒い空。

 特に目立った商店がない殺風景な駅がお出迎えでした。

 ここから私たちは思いの外よかった大沼のプリンスホテルで氷の上をそりで滑りながら星を見たり、函館観光したりホテル函館山に泊まって函館山で年越したりします。

 その前段階として、グランクラスでの移動は大変快適でした。

 それが料金に見合うかというと微妙ですが、快適性だけ言えばやはり随一ですね。

 欲を言えば、もっと美味しい飲み物や料理を堪能したいと思いました。

 では、他の記事でもお会いできたら嬉しいです。