【この記事の対象者】
・ハイアットセントリック金沢の宿泊を検討している
・キングスイートが気になる
・カナザワスイートにも興味がある
・ついでにハイアットから行ける観光地も知りたい
※前泊のハイアットハウスの記事はこちら
彼女の誕生日にバカみたいに奮発した話
すごく突然で恐縮ですが、私はフロントで待たされるのが嫌いです。
よくフロントで長蛇の列を拝見しますが、私は毎回それが嫌でチェックインの手続きだけは凄く早く行います。
そのため、その日の私は朝食を食べ終わるなりすぐにセントリックのフロントに移動し、チェックイン手続きを行なっておりました。
この日の私のUG結果は上のプレミアムキングでした。
ここから、私の交渉が始まります。
元々、有償でカナザワスイートにUGできないかは聞いていたので話はスムーズでした。
その日のUG料金は6万円程度・・・宿泊費と合わせた場合、普通に泊まるより4割引ってところでした。
私「順当にいけば2泊目のUGですが、一泊目はプレミアムですか?」
フロントさん「はい、そうなります」
私「・・・一日目をカナザワにした場合、二日目って普通のスイート空いてるんですか?」
フロントさん「少々お待ちください・・・あ、空いてますね」
こうして、私の前に二つの選択肢が示されました。
①プレミアムキングに2泊してのんびり過ごす
②カナザワスイートに有償UGする代わり、2泊目は無償で普通のスイートにしてもらう
これが普段の日であれば悩むこともなく①ですが、この時は彼女の誕生日宿泊です。
乗るしかない、このビックウェーブに! そう思い、有償UGを依頼しました。
そんなわけで、ハイアットセントリック金沢の初宿泊はこちら。
カナザワスイートとキングスイートの梯子旅です。
ホテルの概要
住 所 | 石川県金沢市広岡1丁目5−2 |
アクセス | JR金沢駅から徒歩4分程度 |
チェックイン アウト | 15:00〜 12:00 |
設 立 | 2020年8月 |
備 考 | ハウスの施設を利用可能 |
到着〜チェックイン
金沢市内の観光を終え、借りていた自転車を返却するとここまでテクテクと歩いてきました。
この車寄せには昼間はタクシーが何台か泊まっていることが多かったです。
横浜のハイアットではタクシーが基本常駐していないので、びっくりしました。
入り口にドアマンなどの姿はなし。
ひっそりと静かな佇まいが逆に好印象。
入り口に入ると、こちらの装飾がドーンと出迎えています。
三日間の滞在で、一階にスタッフさんの姿を見たことはありませんでした。
こういうスタイルのホテルはハイアットでは初めてだったので、少し斬新。
真っ直ぐ行くとエスカレーター。
右に行くとエレベーター。
正面のエスカレーターが何に使われていたかはいまだに謎です。
エレベーターホール。
シンプルで良いデザインだなぁと思いました。
エレベーターを上がると、広い空間がドーンとあります。
こんなホテルが地元にあったらドキドキしちゃいますね。
既にチェックインの手続きは終わっていたのでカードキーだけ受け取り、部屋に向かいます。
エレベーターは2枚目の写真の先、レストランの手前にありました。
(わからず一度迷子になりました。不覚)
エレベーターを上がると、モダンな感じの廊下。
部屋番号の表示に従って歩きます。
こうして、1泊目に泊まる部屋に辿り着きました。
一泊目はこちら。
1323号室、カナザワスイートになります。
部屋紹介
二日目の観光を間話的に挟んで解説すると流れが悪いので、一気にお部屋の紹介をします。
流れとしてはカナガワスイート→キングスイートでしたが、部屋のグレードを鑑みて流れを逆にします。
実際の旅行の流れとしては金沢市観光(昼)→カナザワスイート→金沢市観光(夜)→就寝→能登観光→キングスイートでした。
ちょっと文章の時系列がおかしくなるのでこれで補完しつつ部屋紹介をお読みください。
キングスイート紹介
キングスイートは上の間取りの通り、ハイアットスタンダードのスイートです。
機能性を重視した構成で、リビングとベッドルームはセパレート。
グッドポイントとしてはトイレが二つある点。
もやっとポイントは入り口から水場が遠い点。
ハイアット横浜の入り口⇄洗面台⇄トイレ⇄バスルームの導線の機能性を再認識しました。
このホテルのスタンダードスイートの位置はこちらです。
スペシャリティスイートは角部屋だけど、こちらは何故か普通の部屋の位置なんですよね・・・
これはちょっとびっくりポイントでした。
まず入り口スペース。
右下のグリーンの椅子は出掛けに靴を履くのに結構重宝しました。
スイートでこの玄関スペースがあるのは便利ですね。
何より入り口からリビングが見えないし。
入り口の横にはクローゼット。
2〜3泊なら余裕で使えそうですね。
サイズ的にはハウスの方とあまり変わらなかったかな?
クローゼットの下にはパジャマや金庫、ランドリーのお知らせなど。
パジャマの着心地は良かったですよ。
クローゼットと廊下を挟んだ先には一個目のトイレ。
こちらには手洗い場もついていますので、部屋に帰ったらここで手洗いすることもできます。
リビングルーム。うーん、ハイアット!!
テレビも部屋のサイズも二人で過ごすには申し分なし。
テーブルも食事するのには少し不便でしたが、可もなく不可もなく。
リビングの冷蔵庫がでっかい!!
冷凍庫もあれば、アクアパンナの瓶とかも無料です・・・これは凄いですね!!
長期滞在してもこの冷蔵庫ならたくさん食材入れられて良い感じですね。
ベッドルーム。
このホテルのスイートはなぜかキングベッドしかありません・・・
うーん、ハイアット!って感じの作りで安心。
ここで部屋の眺めを載せるべきなのでしょうが、カナザワスイートとの比較をしやすいように後で載せます。
気になる方はカナザワスイートの部屋紹介に載せているのでそちらをご覧ください。
洗面台。
二つついていて悪くないんですが、なんか妙に使いにくかったな・・・
理由は自分たちでもよくわかっていない。
洗面所、洗面台の裏手。
さて、ここまで見て読者賢君の中には気づかれた人もいると思います。
この洗面所、驚くほどバスタオルをかける場所がありません。
ハイアット横浜の場合、赤丸ような簡易ハンガーがあるのですが、ここはありません。
これがあるだけでバスタオル二つかけられるから凄く重宝するんですよね・・・
バスタオルかける場所がないのもこの部屋・・・というかこのホテルのもやっとポイントですね。
バスルーム。レインシャワー完備でいい感じ。
ただ、いかんせんシャワーの水圧が低い!!
バスタブ自体はお湯もたくさん貯められて最高でした。
キングスイートの紹介は以上です。
カナザワスイート紹介
カナザワスイートの間取り図はこのようになっています。
この部屋はこのホテルで唯一ビューバスがありますが、普通にビルとかが近くにあるので我が家は締め切って使ってました。
入って正面。左手に見える扉はトイレ。
真っ直ぐ進めばお風呂や洗面所です。
入り口から入って左手の廊下。
キングスイートと似た感じのソファー。シンクのあるミニバースペースがおしゃれ。
写真手前のテーブルは、ルームサービスを食べる時に便利そうですね。
入り口のトイレ。
ここのスイートは入り口のトイレに手洗い所あり、洗面所近くのトイレはなしってスタイルの模様。
洗面所の廊下。
写真を撮っている場所の右手はクローゼットへの廊下とバスルーム。
洗面所⇄ベッドルームはこういった感じで扉で区切ることも可能です。
洗面所側のトイレ。
トイレはもちろん自動で開く。開かなかったら問題。
少し戻ってバスルーム。
シャワーの水圧が低いのは金沢クオリティと認識しています。
ビューバス。これで海辺だったらパーフェクトだったと思う。
カーテンは洗面所横のスイッチで開閉可能。
私たちは基本的にこれで入りました。
クローゼットのスペース。
部屋一つがまるまるクローゼットだし、ウォークインクローゼットかな??
寝室にしかないのは少しマイナスポイントですが、セキュリティ面はバッチリでした。
クローゼットの下にはスリッパとか。
最高級スイートでそのスリッパはないだろ・・・って思った。
パークハイアット京都とまではいかなくても、金沢産のふっかりしたスリッパがあると思っていたからがっくり。
スリッパコレクターにこの仕打ちは少し厳しい・・・
ベッドルーム。壁の装飾がやば良い!!
ベッドルームは若干派手さを取り除き、落ち着く作り。
うんうん、寝るための場所だしこれでいいんだよ。ってなりました。
次はこの部屋のハイライト、リビングルームです。
リビングルームの豪奢さというよりも、装飾品に目を見張るものがあります。
広いスイートや調度品が高価なスイートは見たことがありましたが、美術品でそれを補うスイートは初めてでした。
ソファーも独特な素材で作られていて座り心地が良く、居心地がかなり良いです。
ただ、テーブルは我が家では食事には適さないと判断しました。
リビングの脇にはおしゃれな冷蔵庫もありました。
この部屋にもアクアパンナがあり、最初は有償と勘違いする豪華さです。
冷蔵庫の大きさは普通のスイートと同じくらいに思えますが、やはりこれくらいあると圧巻ですね!
最後に、部屋からの眺め。
上がカナザワスイート、下がキングスイートです。
キングスイートではビルに遮られていましたが、カナザワスイートでは全てのビルを追い越し、遮るものは何もありません。
地平線を見渡すこの眺めは圧巻の一言です。
遠くには桜も見えました。
こんな部屋で16時から翌12時までのんびりと部屋を堪能し、遠巻きにお花見を楽しみました。
そして、12時には部屋を出てキングスイートに荷物を置き、次の目的地である能登半島に旅立ちます。
部屋の紹介は以上になります。
朝食とルームサービス
この2泊の滞在ではレストランとルームサービス、一食ずつ食事を楽しみました。
グローバリスト特典の朝食無料はルームサービスに切り替え不可でしたので有償となります。
(我が家は寝坊して食べそびれる寸前だったので、緊急的な処置でした)
ルームサービスを頼む時はその点を注意の上、注文されることをお勧めします。
FIVE - Grill & Lounge
セントリックではハウスの時と違い、卵料理の他にエッグベネディクトやパンケーキなども注文できました。
豪華さはそれなりですが、あまりおしゃれ食を食べない我が家からするとオーバースペックですね。
利用日はカナザワスイートに宿泊中だったためか、レストラン最奥のこの個室スペースに通されました。
ここは昼間だと10000〜20000円。朝は解放されており、無料で使えます。
ただ、おそらくはカナザワスイートなど特別な部屋に泊まっていないと案内されないものと思われます。
こういう心遣いはすごく嬉しいですね!
高いお金払ってスイートに泊まったもの、チヤホヤされたい!ってなるのが人情です。
この空間で朝食が食べれるだけですごくお得感があります・・・
普通の座席はこんな感じです。一番奥が個室ですね。
この空間だけでもかなりいい感じ・・・
この日は前日のハウスと対照的に和食!
カレーはまあまあ、和食は石川県の食材をふんだんに使っていて好印象。
味噌汁がとにかく美味しくて開眼しました。
エッグベネディクト。石川県産の食材を利用していてマーベラス!
マフィンもサクサクしていてうまーでした。
ルームサービス
そうそう、これでいいんだよ。な朝食。
これくらいのボリュームなら食べすぎないし、私も大助かり。
個人的にはルームサービスの方が好きでしたね。ごちそうさまでした。
おまけ。彼女との誕生日会で注文したルームサービスの能登牛ステーキとケーキ。
デザート関係も全て美味しくて満足でした。
では、最後におまけとして付近の観光地をまとめていきます。
おまけ・ホテルから行ける観光地
この記事を読んでくれた方へのお礼として、おまけに私が巡った観光地を写真付きで解説します。
私は金沢市の公共シェアサイクルである「まちのり」を利用しました。
こちらは横浜のベイバイクのような交通系ICカードを使って登録するタイプのシェアサイクルです。
時間貸しの他にも1日借りとかのサービスもあり、私はその中のCARIPPAというサービスを使いました。
金沢市内は無料の駐輪場が多い上、各観光地があまり離れていないので非常におすすめです。
ただ、兼六園や金沢城は自転車乗り入れ禁止でしたので、注意しましょう。
一方、能登半島にはカーシェアよりも普通のレンタカーをお勧めします。
5時間45分で帰ってくる自信があるなら止めはしませんが、往復177kmありましたよ・・・
金沢城
金沢に来たからにはまずはここでしょ!
というわけで来ました。金沢城。
私が行った時は自転車乗り入れもできず、兼六園の駐輪場に止めて素直に歩きました。
写真にある桜並木は圧巻の一言でしたよ! 夜はライトアップもしていました。
兼六園
日本三大名園の一つ、兼六園です。
こちらは金沢城と橋で繋がっていて、あちらこちらに桜があって見応えありました!
ちょうど土曜日までは夜間の一般公開もやっていたので、夜桜も堪能できました。
人手がすごかったですが、大体は大阪とか京都から来た人って感じでしたね・・・
主計茶屋街
あらじふが道に迷って(ガチ)迷い込んだ不思議な街です。
川沿いの桜並木は大岡川を思わせますが、立ち並ぶ古い家々がとても風情がいいです!
自転車の場合、意外に時間かかりませんよ。
西茶屋街
あらじふが迷い込んだ不思議な街2、西茶屋街です。
ここも自転車乗り入れ禁止でしたので、注意しましょう。
こちらの乗り入れ禁止についてはレンタサイクルを借りる時に案内があったので、言われた通りの駐輪場に止めましょうね。
金箔たこ焼きとか金箔アイスクリームとか、奇妙奇天烈なメニューがありましたよ・・・
金箔は普通に食べれましたが、独特なグルメなので興味あればどうぞ。
尾山神社
独特な門構の神社です。
ここも由緒ただしき神社みたいですが、鼠多門はこの裏手にありますよ。
この写真を撮っている右手少し奥に駐輪場ありましたよ。
その噂の鼠多門がこちらです。
夜はライトアップもしてますが、とにかく綺麗でしたね。
石浦神社
石浦神社。私は勝手にプチ伏見稲荷と呼んでいます。
ここは神社の裏手というか、横というか・・・みたいな場所にこのような鳥居があります。
この時は出店がとんでもない数出ていて、若干引きました。
しかも、中高生くらいの子達がとても多く、彼女と二人で「ひぃっ」って逃げましたわ・・・
平時なら普通にお参りできると思いますよ。
金沢21世紀美術館
近代アートで有名なところですね。スイミングプールとか。
結構混んでいたので、我々はスルーして部屋に帰りました。
ここは20代の時からきたかったけど、あの時とは毛色も方向性も変わってしまったな、と思います。
今はインスタ映えで流行ってるみたいですね。
鼓門
金沢といったらこれだよね!な金沢駅前の門。
夜のライトアップもさることながら、この存在感には圧巻の一言ですね。
能登観光ダイジェスト
二日目の能登観光はタイムズカーシェアで行きました。
白米千枚田→見附島→恋路神社→千里浜なぎさドライブウェイ(黄昏時)
注意点は、タイムズカーシェアだとまず距離料金かかる覚悟で行くこと。
あと、千枚田超えてから思いつきで裏道に入らないこと。
二つ目をやってコンクリートすらない道に入ってしまい、軽く泣きました。
対向車が来ないでよかった・・・本当によかった。そしてすごく怖かった。昼間でよかった。
本当なら和倉温泉の加賀屋にも行く予定でしたが、あまりにも能登半島がデカすぎて断念しました。
あと巡るとしたら、朝一や和倉温泉などだと思います。
せっかくここまできたなら温泉に入ってから帰るのが良さそうですねぇ・・・
最後に
そんなこんやで金沢観光を終え、私と彼女は翌日のお昼過ぎに金沢駅を出発しました。
ホテル→新幹線ホームまで8分程度と桁違いのアクセスを誇り、15分前にホテルを出たのに余裕の到着という信じられない結果に。
金沢で古城建築と文化、能登半島で自然を味わう、とてもいい旅になりました。
かなり長い記事となってしまいましたが、本日はここまでです。
では、次は新緑生い茂る夏か、白銀の北海道を舞台にした記事でお会いできれば嬉しいです。