【この記事の対象者】 ・横浜に新しくできたヒルトンの情報が欲しい ・同ホテルのスイートルームの情報が気になる ・エグゼクティブラウンジが気になる ・Kアリーナ近くのホテルを知りたい
※過去のヒルトンの遊び方の記事はこちら
※毎度のことですが、館内の写真は翌早朝に撮影しています。
ホテル概要
ホテル名 | ヒルトン横浜 |
住 所 | 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-13 |
開業日 | 2023年9月24日(当日のステイ) |
部屋数 | 339室 |
レストラン | パレード(オールデイ・ビュッフェ) メロディ(ラウンジ・バー) オーシャンミラノ(スペシャリティ) |
他施設 | エグゼクティブラウンジ (内1部テラス) フィットネスクラブ 宴会場など |
ヒルトン横浜は2023年9月下旬にオープンした、横浜市で初のヒルトンホテルです。
立地は横浜駅から徒歩10分程度。道を知らないとアクセスが少し難しい場所にあります。
初めて行かれる方は素直にタクシーか新高島の駅から行ってみることをお勧めします。
閑話休題。ホテルの規模としては26階建ての客室数339室と大きすぎず小さすぎず。
かといってみなとみらいが近いわけでもないし、横浜駅周辺なんて景色が良くないから大したことない・・・
そんな私の予想を良い意味で裏切る、素晴らしいホテルであったことを最初に明記しておきます。
この記事ではそんな横浜の新興ホテルを、毎月のように横浜のホテルで遊んでいる夫婦がのんびり遊んできた記録です。
少し変わった宿泊記かもしれませんが、是非ご覧ください。
到着〜チェックイン〜入室
えっちらおっちらと家のある小田原市の方から車を走らせて1時間半。
アンパンマンミュージアムを通り過ると、ドーンとホテルとレリーフが聳え立っていました。
左後ろに見えるのがKアリーナで、9月末〜10月1日にはゆずさんが柿落としのコンサートをするそうです。
車寄せのスペースは比較的大きめに作られており、今後を見越してかバスの発着スペースもあります。
私たちが車で訪れるとすぐにベルデスクのスタッフさん数人が気付き、誘導をしてくださいました。
開業初日なので混んでいる印象でしたが、私たちを入れて3組程度のお客さんしかいませんでした。
この車寄せで特筆すべきことはバススペース・・・ではなく、常駐しているタクシーです。
私が訪れた9月24日ー25日は、大体2台ほどのタクシーが常駐していましたが、これって横浜では凄いことです。
最近の横浜はホテルが立ちすぎで、タクシーが常駐していない新規ホテルが増えています。
そのため、タクシーが常駐している新規ホテルを見て度肝を抜かれた思いでした。
ホテルに入ると、まずはウェブサイトにも載っているこちらの螺旋階段がお出迎えです。
Pier8なら別にこれをのぼっても良いのですが・・・このホテルのフロントは3階。
上がることは後にして、エレベーターで上に登ることにしました。
階段の右手には、綺麗なエレベーターホールが。
不思議なもので、開業日も翌日もここであまり人が待っているところを見ませんでした。
エレベーターの横にはホテルの構造図が貼ってあります。
実は、このホテルを歩くときはこの構造図の理解が結構重要です。迷います。
このホテルはエントランスとホテルの二つの二つの棟に跨っている上、構造が微妙に複雑です。
エントランス棟 | 1F・車寄せ兼エントランス ・オーシャンミラノ ・メロディー |
共有部 | フロントレセプション |
ホテル棟 | GF・ミュージックテラスプラザ 3F①・ホテルショップ 3F②・パレード ・宴会場、会議室 ・フィットネス ・エグゼクティブラウンジ ・客室 ・ペントハウス(未オープン) |
パレードはホテル滞在中にも利用する可能性が非常に高い施設なのに、どこにあるのか分かりにくい場所にありますので気をつけましょう。
私と嫁さんがいたのはエントランス棟の一階であり、LF(ロビーフロア)のフロントレセプションを目指します。
エントランス棟のエレベーターではLFまでしか行けません。
これはホテルの防犯上非常に有効に思えますが、ホテル棟のGFがミュージックテラスフロア直結なので防犯上の利点は消えてます・・・
LFのエレベーターホール。昼間は常に人がいたイメージです。
奥(2枚目)には階段があり、先ほどエントランスで見た階段につながっています。
その階段の途中、2階にはオーシャンミラノがあります。
写真は閉店時のものですが、ここではこのホテルのスペシャリティ、シーフードとローストビーフに特化した夕飯を楽しめます。
ここで夕飯を食べてから部屋に行く方は、階段をのぼったほうが楽かもしれませんよ。
3階に戻り、エレベーターの前には少し大きめの空間があります。
ここは右手がラウンジ・バーで、待ち合わせとしても使えそうですね。
夜の「ラウンジ・バー メロディー」。
開業日の18時くらいはまだ混んでませんでした。
雰囲気のいいバーですね・・・横浜駅から少し歩くけど、結構良さそうな感じ。
ラウンジ、エレベーターホールの横(左手)にはベルデスクもあります。
その奥には・・・
圧巻のロビー・フロントが! 煌びやかな感じで女子ウケしそうですね。
うちの嫁さんも「わお〜」と目を輝かせながら写真を撮ってました。
4枚目の写真のソファーエリアには常に人がいた印象です。
この日の私はスイートルームを直予約なのでエグゼクティブラウンジでチェックインも可能でしたが、滅茶苦茶混んでるという情報を事前に聞いていたので迷わずフロントでチェックインしました。
こういう日は拘らない方が断然早くお部屋に辿り着けますよ。
フロント横にはホテルショップがありますが、その前の廊下を通るとホテル棟のエレベーターホールがあります。
我々はここでエレベーターを登り客室階に向かいましたが、ここで一度エレベーターを降りてみましょう。
ここをGFに降りると、ミュージックテラスに到着します。
Kアリーナと同じ階層にあるため、将来的にKアリーナから来るお客さんはこちらから入場することが多いと思います。
ここから入っても客室層にはルームキーがないと上がれないので、その点はご安心ください。
ミュージックテラスから見たホテル。
先ほどいたフロントや、ホテル棟が見渡せます。
では、そろそろ今度こそ客室層に向かいましょう。
エレベーターでカードキーをスキャンして、客室層へ。
廊下は結構モダンな作りになっていますね。
そんな廊下に至る前。エレベーターの隣にこちらの部屋はあります。
1401。エグゼクティブスイートツイン、通常階層の最上階に当たります。
部屋紹介・エグゼクティブスイートツイン
お邪魔しまーす・・・と入ると、まずは玄関スペース。
横には謎の机があり、カードキーとかをおくのに役立ちました。
隣にある傘立ては非常に好印象です。スイートに泊まると、毎回傘置き場に迷うんですよね。
入ってすぐ左手にあるウェットエリアは縦に細長いスタイル。
手前はトイレ、バスの並びで奥は洗面台。
この廊下を進むとウォークインクローゼットがあります。
なんだ、この親の顔並みに見覚えがある洗面台は・・・
体が使い方を完璧に把握している不思議な洗面台ですが、一部のハイアットユーザーだけだと思うので説明は割愛します。
なお、シンクの間にある黒い場所は開閉可能で、化粧机が現れます。
これは新機能ですね。嫁さんも大興奮でしたが、結局一度も使わず。
ドライヤーはこれでした。
どこかでほぼ同じタイプのやつ使った覚えがあるんですが、どこか思い出せない・・・
部屋のトイレは一つ、ここだけ。
センサーは強めで、扉を開けた瞬間に「こんにちは」発動して自動で蓋が上がります。
・・・うーん、既視感。
快適に使用できることが体に染み付いているバスタブ。
同じく使用方法が体に染み付いているシャワー類・・・
お風呂で一番「おっ!」と思ったのは、このガラス窓。
これがあれば一眼でお風呂がどれだけ溜まったかわかっていいですね!
このお風呂、毎回どれくらい溜まっているかわからない上に時間かかるから、これは助かる!
ウェットエリアの奥にはウォークインクローゼット。
扉でセパレートされてるのは高得点ですね!
荷物の防犯性はもちろん、ここで着替えたりもできるのでかなり機能性がグッドです。
「ハンガー多すぎじゃね? 何人想定?」
「このスリッパ、なんか履きなれすぎていて逆に気味がわるい」
「寝巻きの既視感やばい。てか、これ持ってるわ、俺」
と怒涛の勢いでツッコミが溢れてきますが、全て飲み込んでクローゼットを後に。
さて、無駄話はこれくらいにして進みましょう。この先には、煌びやかなリビングルームが・・・!
おおお・・・?
なんだ、この実家のような安心感は・・・
※こっちはハイアットですよ
「うわぁぁぁ! やっぱりここおうちだぁぁぁ!」
ハイアットリージェンシー横浜のスイートにそっくりすぎる作りに、思わず2人仲良く爆笑しました。
後から知った話なのですが、どうやらハイアット横浜とオーナーさんが一緒のため、同じような作りみたいですね。
見慣れていないはずなのに見慣れた冷蔵庫ケースを調べる。
どこに何が入ってるか手に取るようにわかる・・・
てか、インルームバーとはいえ冷蔵庫にたくさん入りすぎじゃない??
などと思っていたら、
(;゚д゚)???
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)?????
(;゚Д゚)む、無料…!?
そう、なんとこのホテルのスイートルームはこのソフトドリンクが無料なのです。
こうなれば、「邪魔だなぁ」と思っていたドリンクも見方が変わってきます。神になります。
加えて、机にはワインのボトルと開業日の手紙が置いてありました。
お酒はワインがある。ソフトドリンクは冷蔵庫にたくさんある。
ここはヒルトンだから、朝食は会員特典でついてくる。
えっ? エグゼクティブラウンジ、いらなくね??
わりかし本気でこんなことを思いましたが、ラウンジはラウンジでいいものでしたことを先に明記しておきます。
リビングにあるテレビは、そんなドリンク類を楽しむのにはちょうどいい大画面です。
使いませんでしたが、おそらくはクロームキャストなども使えるような作りでしたね。
ここまでお篭りに関して完璧だったのに、テレビで閲覧できるルームサービスが少なすぎる。
うちの人が結構偏食家なので、ひとまずルームサービスはなしと速攻で決定。
ベッドルームも完全にお家ですね。わかります。
さて、それでは一通り紹介しましたので、この部屋のハイライト。
「外の景色」を紹介いたします。
景色
正直、このホテルに来る前は「どうせ横浜駅近くだし、クソ立地なんだろうな」と思っていました。
しかし、ついてみるとこの圧巻の景色。
見る人がうっかりと「横浜駅って水の都市だったんだ!」と勘違いしかねない見事なウォーターフロントです。
完全にクソみたいな景色だと思っていた私もあまりの絶景に「まいった!」と瞬時に負けを認めました。
もうほとんどの良い土地を他のホテルに取られている中、よくここまで見事なリゾート感を出すものです。
夜景もまた圧巻の一言です。
みなとみらいとはまた違った横浜の魅力がそこにあります。
我々みたいにみなとみらい慣れしている人間には刺さる素敵な夜景でした。
朝早い時間に下を見ると、線路を貨物電車が走ってました。
まさか横浜駅近くでこんな非日常を楽しめるとは・・・
なお、反対側の客室はこんな感じだそうです。
見事な夜景、見事なランドマークタワー。
これはこれでいいじゃない!!
以上で、部屋関係の紹介は終わりです。
では、次はエグゼクティブラウンジのサービスなどを紹介していきます。
エグゼクティブラウンジ
5階に降りると、正面に廊下とラウンジのレリーフがあります。
ラウンジへの扉は規定のカードキーがないと開くことはできず、セキュリティもバッチリです。
入ると、まずはライブラリーがお出迎え。
パークハイアットのイマージュでしょうか?
このすぐ右手にレセプションがあり、入るとすぐに声をかけてくれますよ。
おしゃべり席、長カウンター、テーブル席、半個室風とバランスがいい。
広さは申し分ないと思いますが、現在のヒルトンダイヤモンド会員大飽和時代を考えると、これでも不足するでしょうね。
我々は部屋にフリードリンクとフリーワインがあったのであまり使いませんでしたが、居心地はそこそこ良さそう。
バータイム
温菜? そんなもんねえよ!
とばかりに最低限のメニューだけで取り揃えたストロングスタイル。
前向きな言い方をすれば、「あくまでバータイムは食前酒という原点に立ち返ったスタイル」というところですね。
まあ、我々みたいに豪華なバータイムやカクテルタイムに慣れている人には少し物足りなく感じるかも?
私みたいに食前に軽くつまむだけなら、これにホットミール2点あれば十分っすね。
お酒はそこそこ種類あったそうですが、私は自分の部屋のワインを飲むのに必死で参加しませんでした。
朝食
朝食になると、バータイムでは入れなかったエリアが開放されます。
養殖がメインですが和食も少しあり、品数は普通のクラブラウンジくらいって印象でした。
パレードの方がいいという口コミがありましたが、我々は空いている方が好ましかったのでこちらをチョイス。
驚くのは焼きたてのクロワッサン!
置き場から取った時はまだ暖かく、少し幸せな気持ちになりましたよ。
テラス
一般開放されたのは開業日だけのようですが、クラブラウンジ内には素敵なテラスもありました。
これは今後は関係者や特別なゲストに開放されるそうです。
フィットネスセンター
館内にはフィットネスセンターもありました。
入り口は少し広め。
中のスペースも十分。器具も比較的多めです。
食べすぎたらここで汗を流すことができそうですね。
チェックアウト・祭りの終わり、そして・・・
翌朝、朝食を食べてホテルのご好意で13時まで滞在した我々はゆっくりと帰路につきました。
開業日直後のためにまだ慌ただしい館内を歩きながら、初めて体験した「開業日ステイ」にホクホク顔になってしまいます。
ホテルの接客、フードはもちろん、部屋のハードも某ホテルの上位互換のような作りをしており、大変素晴らしい滞在でした。
私がカーシェアを借りてくる嫁さんと2人で荷物を詰め込み、ベルデスクの人に「またくるよ〜」と言って、ホテルを後にします。
次は12月に来ようか。そんな話をしながら、少し寂しい気持ちを乗せながら車はホテルを背に走り去っていきます。
そして でんせつが はじまった!!
いや・・・請求金額を百倍界王拳されるなんて、マジで久々に嫌な汗かいた事件でしたよ・・・
2023年10月1日 追記
この件に関しては9月29日に公式に謝罪いただきました。
システムトラブルは9月26日朝10時には解消したそうですので、ファーストデイと次の日のゲストの方は対象になっている危険性があります。
それまでに宿泊され、カード払いをした方は請求を確認した方がいいと思いますよ。
これ以上は特に語りませんが、初日勢の皆さん、本当にお疲れ様でした。
それでは、お後はよろしいようで。
また別の記事でもお会いできたら嬉しいです。