【この記事の対象者】
・横浜ベイシェラトンホテルに泊まる予定があるか興味がある
・横浜の観光が初めてだったり慣れていない方
・ルームサービス朝食が気になる方
・ゴールド会員としての滞在が見たい方
※この滞在は2021年10月ごろに当サイトからSPGアメックスに申し込んだ方のポイントを利用しています。
こちらで厚くお礼申し上げると同時に、この宿泊記が紹介者様のお役に立てば幸いです。
前書・現実に帰ってきた後の話
こちらの旅行記でリッツ・カールトン日光のスイートルームに泊まり、チェックアウトした後。
私たちは東武ワールドスクウェアのイルミネーションを夜中まで堪能した後、ぐったりとした様子でスペーシアに乗り込み、そのまま電車を乗り継いで横浜まで戻ってきました。
我々の家は神奈川県西部のため、横浜からでも電車で1時間くらいかかります。
そのため、その日は数年ぶりにこちらのホテルでお世話になる予定を組んでいました。
・・・いつも通りハイアットリージェンシー横浜かヨコハマグランドインターコンチネンタルに泊まろうとしたら、すごい値段でおったまげましたわ。
そんなわけで、今回の滞在はこちら。
数年ぶりに訪れる横浜西口に君臨する王、横浜ベイシェラトンホテルです。
ホテル概要とアクセスについて
名 称 | 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ |
住 所 | 〒220-8501 神奈川県横浜市西区北幸1丁目3−23 |
カテゴリー | 5 |
部屋数 | 398室 (スイート2(3?)室) |
クラブラウンジ | あり |
レストラン | オールデイブッフェ「コンパス」 日本料理「木の花」 中国料理「彩龍」 ラウンジ「シーウインド」 バー「ベイ・ウエスト」 |
横浜駅西口、高島屋と駅舎の前に20年以上君臨する西口の王(私の印象)です。
「神奈川県民なら一度は聞いたことがあるのでは?」
なんてガチで思うレベルの知名度を誇るビュッフェ「コンパス」もここにあります。
ここは旅行客と同じくらいにビジネス客も多く、そのためか部屋数の割にスイートルームが極端に少ないという特徴があります。
プラチナやチタン会員の皆様。
あなたがスイートルームにアップできないのは、単に部屋が少ないからです。以上。
レストランは日本食中華ビュッフェなどバランスよく5つ。
値段も二万円代くらいと横浜にしては高めですが、目玉が飛び出るレベルではありません。
そんなこちらのホテルですが、一つ重大な欠点があります。
それは、この黄金とも言える立地です。
アクセスと立地について
上の地図をご覧ください。
横浜駅の正面にあり、一度外に出れば見失うことはないでしょう。
地下街からも直結してますし、ダイヤモンド地下街のスタッフさんに聞けば普通に教えてくれます。
横浜駅直下だけあって飲食店とショップの数は横浜エリアのホテルでも随一です。
このホテルで夕食難民になる私のようなやつは、「何やってんの????」と後ろ指刺されてもおかしくないかもしれません。
ですがこの立地、いくつか重大な欠点があります。
それがこちらです。
① 横浜駅は別に観光地じゃない。
(県外の人がよく見る景色は「みなとみらい」ですよ)
② 夜11時以降、地下街が閉まると陸の孤島(ガチ)になる
③ 駅から地下街を歩いて行こうとしても特に案内がない。
しかも、地下道から行かないと大回りになる。
まず、上からいきましょう。
時々勘違いしている方がいますが、
こういった写真の光景が見えるのは、横浜駅周辺ではなく「みなとみらいエリア」ですよ。
横浜ベイシェラトンホテルから行く場合は横浜駅まで戻り、東横線でみなとみらい駅、もしくは根岸線で桜木町まで行って歩く感じになります。
何が言いたいかというと・・・このホテル、観光に使うには絶妙にアクセスが悪いです。
ビジネス客が多いのもそれが要因ですね。
「マリオットブランドだしここにするか!」って軽く決めると、立地がいいから飲食店には困りませんが、観光地からは遠くなりますよ。
次に、ホテルの立地です。
このホテルが黄金立地なのって、朝5時ごろ〜夜11時ごろまでの間ですので、それを外すと観光客の方はガチで迷子になると思います。
それが終わると何が起こるんだって? 地下街が閉まります。
このホテルって車か地下街からアクセスがメインになるので、車なしの方は地下街が閉まると結構ガチで詰みます。
この辺りって信号がない上に、あってもかなり大回りになって大変ですよ。
「うっかり中華街で飲みすぎてこんな時間だぜ!」では済まないので、気をつけましょう。
最後に、駅では中央改札で降ります。
降りたらGoogleマップに頼らず、駅員さんにホテルの場所を聞きましょう。
横浜駅の地下は迷宮ですよ。
ネクロゴンドどころかロンダルキアへの洞窟も真っ青の大迷宮ですからね。(もちろん誇張表現ですよ)
まずは駅員さん、次はダイヤモンド地下街の案内スタッフさんに聞きましょう。
道筋自体は、2021年現在はほぼ一直線なので慣れれば迷うことはないと思います。
なんで2021年現在なんて書き方をするか?
横浜駅は改修工事を繰り返していて、サクラダファミリアとどっちが先に完成するかって言われるレベルの建造物だからですよ。
前提知識は以上です。では、ホテルの話に戻りましょう。
到着〜チェックイン
午後10時半ごろ横浜駅に到着した私たちは見事に夕食難民になりつつも、付近で唯一空いていた松屋でなんとかご飯を確保。
そうしているうちにダイヤモンド地下街が閉まり陸の孤島と化したので、高速道路の高架下の先まで大回りしてホテルまで向かいました。
・・・11時前なら全然苦労しない距離なんですが、11時以降は本当に魔境なのでみなさん気をつけましょうね。
到着すると、ロビーにはクリスマスツリーがありました。
そして、さすがはベイシェラトン・・・この時間でもちらほらお客さんが歩いています。
インタコとかならまず間違いなく無人の時間ですね・・・これがこのホテルのすごいところです。
名前を告げると、スタッフさんが慣れた感じで手続きしてくれます。
「お部屋はスタンダードキングにアップグレードさせていただきました」
一瞬、「どこがアップグレードしたの?」と思いましたが、ダブル→キングでベッドが大きくなったんですね。
この接客・・・この渋いアップグレード・・・この神立地・・・なんか覚えがある。
ヒルトンお台場そっくりだ。
そう思った瞬間、渋いと思う以上に「ありがとうございます」って頭を下げないとって思いになりました。
ヒルトンお台場はダイヤ会員でもアップなしとか結構ザラでしたからね・・・
閑話休題。
チェックイン手続きを終えると写真もそこそこに、私も彼女も無茶な旅程でクタクタになりながらもお部屋に向かいました。
シティホテルのエレベーター!って感じの作りですね。
てか、よく使うホテルの開閉ボタンが上だから、下にあると何か落ち着かない・・・
彼女とヒィヒィ言いながら歩き、なんとかお部屋へ。
今回の滞在はスタンダードキングルームです。
お部屋紹介
・・・普通すぎて逆にコメントに困るな!
思わずそう思うほど、「シェラトンとかインタコくらいの高級ホテルってこんな感じよね」って印象を凝縮した部屋です。
逆に、ハイアットってリージェンシークラスでも結構清廉されてるな・・・って再認識しました。
設備は所々アップデートされてるのかあまり古さは感じないですね。
入り口でカードキーを指すビジホタイプは最近なかったから少し懐かしく感じました。
入って右手にクローゼット。
ふ、普通だ・・・ここまで普通だと逆に安心する・・・
トイレとユニットバス。
と、特筆するところが・・・うわぁ、壁にボタン式でシャンプーとか出るビジホによくあるやつがある!
いいシャンプーが入ってることと経費削減でやってることはわかるけど・・・一気にチープになった・・・
バスタブは大きすぎず、小さすぎず・・・シンクも普通。トイレが少し豪華。
・・・普通以外の言葉が出てきません!
ただ、ここまで普通すぎると逆に安心しますわ。
シェラトン・インタコクラスのスタンダードルームって感じですね・・・
シティホテルってこういうものだよ、っていう入門には良さそう。
特筆すべきこととしては・・・机とテレビがかなり使いやすかった。
計算されてるのかな? 机の使いやすさもテレビのサイズも結構良かったですね。
テレビの横には冷蔵庫とかお酒とか。
あら、このレベルのホテルでインルームバーがあるなんて、横浜では少し珍しいですね・・・
最近は経費削減でやらないところも増えたのに、頑張ってますね。
設備も普通。
過不足なしで逆に安心します。
上層階だとベイブリッジも見えるそうですが、この階層ではばっちりと「横浜駅ビュー」です。
みなとみらいを見飽きている私たちには新鮮で、実はこれが1番の評価ポイントでした。
この宿泊はリッツ・カールトン日光の後泊で寝ることがメインだったので、これだけのスペックがあれば十分以上です。
夕飯の松屋弁当をベッド横の机で食べ、シャワー浴びてさっさと寝ました。
シャンプーは案の定いいやつで、匂いが結構素敵でしたよ。
ルームサービス朝食
最近の旅行者が増えている状態でコンパスの朝食ビュッフェとか日を見るより明らかに混んでるじゃん・・・
と思い、滞在前からルームサービス朝食を計画していました。
ここのルームサービスは前日20時までの予約が必要なので、利用する予定のある方は気をつけましょう。
この机を貸してもらえたので、かなり安定感がありますね。
小皿がたくさんあるのでパッと分かりにくいですが、洋食も和食もそれなりにボリュームありますよ。
私は洋食。ルームサービスとしては普通・・・だけど普通じゃないのもある。
右側にチラッと映ってるポット、これ全部コーヒーなんだぜ、嘘みたいだろ。
「どこのカスケイドカフェだ、お前は!」って叫びたくなる量ですよ。
感想としては、前の日のリッツ・カールトン日光の超朝ご飯の翌日なので、
「そうそうこれこれ。ホテルのルームサービス朝食っていうのはこういうのでいいんだよ・・・」
って普通さにご満悦でした。
リッツ・カールトンも相変わらずめちゃくちゃ美味しかったですけど、私には量が多すぎたのです・・・
彼女は和食。お魚と煮物が地味に美味しかった。
味噌汁がポットの味噌スープを具に注ぐタイプで熱々でした。
割高に見えますが、小皿が結構ボリュームあり、私はホテルの朝食としては値段相応に感じました。
大変満足のいく朝食でした。ごちそうさまでした。
朝食を食べてから14時までゆっくりしてチェックアウト。
一度忘れ物を取りに戻るととても親切な対応を受けたので、1月に再訪することを決めてホテルを後にしました。
寝るだけの滞在にしては、結構いいものだったと思います。
今回のまとめ
・観光地からは少し離れてるので旅行者は注意 ・夜は11時前にはホテルに絶対戻ること ・部屋は良くも悪くも普通。ハイグレードなら設備はいい ・ルームサービスも良くも悪くも普通。 ・ホテル全体が混んでるので休日の利用時は注意しよう!
高級ホテルとして必要なところをしっかり押さえている良いホテルですね。
昔泊まった時はよく分かりませんでしたが、今はこの普通さが逆に心地よいです。
特におすすめしたいのは高級ホテル初心者さんや、ビジネス利用の方です。
プラチナチャレンジを計画している横浜市民にはよりお勧めします。
少し高くついても、地元ホテルが一番ですよ。
寝るだけの滞在でしたので、今回はここまでです。
また別の記事でもお会いできたら嬉しいです。