【この記事の対象者】 ・JREポイントが新しくなったけど、どれくらいお得なのか知りたい ・実際に使えそうなプランをポイント数別に知りたい ・逆に、お得度別にどのポイント利用が一番お得か知りたい
JREポイントが大好きでえきねっとに張り付いて研究しまくった著者が解説します!
前書・新幹線グリーン車利用券に万感の感謝を込めて
2021年6月末。
VIEWカード利用者向け新幹線グリーン券が終了となり、JREポイントは当初予定していた通り、一つの時代の節目を迎えました。
かなり前から告知されていたJREポイントのマイル利用可。
要は、JREポイントで新幹線の特典乗車券発行や、在来特急の特典特急券発行が可能となったのです。
かつては在来線のグリーン車か新幹線のグリーン券以外はポイント利用単価が低かったサービスは一転。
一気に新しい時代がひらけたような感覚です。
このページでは、そういった新生JREポイントサービスの特急券・新幹線特典利用をまとめつつ。
ポイント数別でどんなサービスが利用できるか。どんなサービスがお得かを徹底解説していきます。
本編に移る前に、たくさんの思い出をくれた新幹線グリーン車利用券サービスに万感の感謝を捧げ、前書を終わりといたします。
新生JREポイントサービスの基本レートとルール
まず、一番最初に覚えておかなければいけない基本ルールを解説します。
JREポイントで交換・利用できるものは以下のリストの通りです。
項 目 | レート/1ポイント |
スイカへのチャージ | 1円=1P |
JREポイントモール 商品との交換 | 商品による (最大1.2円程度) |
在来線グリーン車の利用 | 400P (通常600P) 平日:最大2.5円 休日:最大2円 |
新幹線特典乗車券発行 | 2,160〜12,110P 最大1.44円 |
特急券発行 | 460P〜1,940P 最大1.5円 |
座席アップグレード グリーン車 グランクラス | 1,500〜3,500P 4,500〜6,500P 最大1.53P |
上の表をご覧ください。
黒文字が嘗てからあるサービス。
赤文字は嘗てからあるけどJREポイントサービス最高利率のサービス。
青文字は新生JREポイントサービスから始まった新サービスです。
この表から見てわかる通り、
JREポイントは在来線グリーン券利用が最大利率のサービスです。
今はセール中なので極まってますが、セールが終わっても1.67円/ポイントと他に追従を許しません。
ですが、新しく生まれ変わったJREポイント最大の利点はそこではなく、ロマンだと思っています。
ポイントを利用するだけで新幹線に乗れる!
いつもは在来線の旅だけど、ポイントを使ったらなんか特急に乗れた!
出張の帰りでだるかったけど、会社の金で貯めたJREポイントでグリーン車に乗る!
そんな夢みたいな話を実現してくれるサービスです。
では、次にルールをおさらいしましょう。
覚えておきたい基本ルール
在来線グリーン券 | グリーン券のみポイントで発行 乗車券は支払う必要あり |
特急券特典発行 | 特急券のみポイントで発行 乗車券は支払う必要あり |
新幹線特典発行 | 乗車・特急券共にポイントで発行 |
座席アップグレード | 通常料金の指定席券+ポイントで利用可能 (お先に得だ値などは適応外) |
共通ルール | 在来線グリーン車以外は えきねっとの登録が必須。 |
各特典発行券のルールは上に集約させています。
まず、在来線グリーン券はグリーン券のみの交換なので、普通乗車券を買う必要があります。
例えば、私みたいに小田原⇄宇都宮を使う場合、別途3,410円の普通乗車券が必要です。
次に、在来線特急券の場合もなんと同じです。
詳しくは詳細の項でお伝えしますが、別途普通乗車券が必要になります。
具体例として、横浜から伊東まで踊り子号で行く場合、普通乗車券1,694円+特急券720ポイントとなります。
更に、横浜⇄伊豆急下田だと利用できないなどルールがあります。
一方、新幹線の場合、これは普通乗車券も含めていますのでポイントだけで支払いが完結します。
例として東京→新青森を乗った場合、12,110ポイントが引かれるだけで資金負担は発生しません。
ある意味、飛行機マイルと同じなのはここだけですね。
最後に、座席アップデートは割引料金には適応できないので注意が必要です。
こちらはあくまでも普通運賃+ポイントでお得になるサービスですので、お先に得だ値50とかいう化け物がいる現在ではそれほど価値がありません・・・
お盆とか、セール期間が終わってから活躍するサービスですね。
では、続いて各サービスを細かく見ていきましょう。
利用方法1・Suicaへのチャージ
JREポイントのアカウントがあれば、こちらのページからスイカに現金をチャージできます。
上のページの「チャージ申込み」をクリックします。
次に、チャージしたいスイカを選択します。
モバイルSuicaを持っている場合、ビューカードと紐付けされたモバイルSuicaなども選択できますよ。
最後にチャージしたい金額を入力して、次へを押して確認画面を通過すればチャージされます。
1ポイント=1円なのでレートは劣悪ですが、現金みたいなものなので、凄く使い道は多いですね。
利用方法2・在来線グリーン券を獲得する
JREポイントのアカウントがあれば、こちらのページからスイカに現金をチャージできます。
区間は下に書いてありますが、乗ろうとすれば私みたいに小田原→宇都宮も普通に使えます。
上の画面で「Suicaグリーン券に交換する」をクリックすると、現金チャージと同じみたいにSuicaを選択する画面が出るので選択します。
すると、今度はこう言う画面が出てきます。
ここで枚数を選択し、ポイントを利用してグリーン券を受け取ります。
ここでのポイントは、複数人の利用なら利用人数分のSuicaを準備しておくと良いです。
乗車当日は該当のSuicaをSuica券売機に入れ、乗車区間と乗る電車を選択します。
利用方法3・JREモールの商品と交換する
こちらのページから様々な商品に交換できます。
中にはベルメゾンの商品券やホテル利用券などもあるので、私みたいに刺さる人には刺さるサービスですね。
ここでは、私がお勧めするサービスだけ紹介します。ホテル好きなので、それ中心ですよ。
ホテルニューグランドご利用券(3000円相当)
しらいない人が多いですが、横浜の老舗ホテルニューグランドはJRホテルズグループです。
ニューグランドのレストランやバーで利用できる3000円のクーポンが、2550ポイントとお得に入手できます。
ザ・カフェで伝統の三品を食べてもよし。プリンアラモードをお土産にしてもよし。
ノルマンディで豪華なディナーを食べてもよし、イル・ジャルディーノでイタリアンを食べてもよし。
横浜に行くかた、ちょうど良い機会ですし交換してみては?
交換するページはこちらです。
ビューゴールドラウンジご利用券
※ゴールドカード会員限定商品
昔上司と出張に行った時、すごく重宝した逸品。
グリーン券で二人で出張(旅行)に行き、片方がゴールドカード持っていない・・・って状況でも、二人ともラウンジを利用できます。
ここを利用する最大の利点は、盆暮正月の超繁忙期でもトイレが待ち時間なしであること。
私はもうゴールド解約しちゃいましたけど、ラウンジのレベルは空港のカードラウンジ程度ですが、トイレ使うだけでも価値がありますよ。
交換できるページはこちらです。
JR東日本ホテルズ利用券
メトロポリタンに泊まれば??なこちらのサービス。
具体的に言うと、5000ポイントで1枚チケットがもらえます。
そして、7枚集めれば東京ステーションホテルにすら泊まれるという脅威のサービス。
なお、高いホテルだと全く旨味がないので、おすすめはメトロポリタン(2枚)ですね。
交換サイトはこちらです。
利用方法4・新幹線特典乗車券の発行
ここから先はえきねっとでの登録が不可欠です。必ず登録してからお進みください。
(えきねっとのサイトはこちらです)
新幹線の特典乗車券を発行する場合、まずはトップページで右にある「マイページ」をクリックします。
マイページを少し下にスクロールすると、ポイント提携する場所があるので、あなたのJREポイントと提携しましょう。
そうすると、こう言う画面になります。
ここでJREポイント特典チケットの申し込みが可能です。
在来線か新幹線か選択する画面になります。
今回は新幹線の方を選択します。
どこまで乗るのか、いつ乗るのか、何人で乗るのかを決めて、列車を検索しましょう。
便を決めましょう。決めたら遅刻しないようにしましょうね。
必要ポイント数とかがここで表示されます。
特典乗車券はグリーン車とか選択できないので、新青森まで二人24,220P一択ですね。
新幹線はポイントで乗車券+特急券をもらえるので、これ以上の料金はかかりませんよ。
特典乗車券のレート
※東京出発で換算してます。
0〜100km (駅の該当なし) | 2,160ポイント |
101〜200km 那須塩原 高崎 あたりまで | 4,620ポイント |
201〜400km 仙台、古川 山形 新潟 長野 | 7,940ポイント |
401km以上 秋田 新庄 新青森 | 12,110ポイント |
はやぶさの終点は新函館北斗ですが、JR北海道のエリアまでのチケットは発行不可能です。
よって、新函館北斗に向かう際は別途新幹線の切符が必要になるのでご注意ください。
利用方法5・在来線特典特急券の交換
さっきのページで、今度は「在来線チケットレス」を選択します。
乗る急行の路線と、乗車駅や降車駅、乗る時間とかを選択。
なお、踊り子号で特典利用すると伊豆急下田まで乗れないように、使えない区間もあるので注意してください。
また、ウェブサイトには記載がありませんが、上の画像の通りに八王子⇄甲府など乗れる区間もあるみたいです。
どれに乗るか決めましょう。
新幹線の特典チケットと一緒で、特典特急券もグリーン車は指定できません。
そのため、上の画像の通り、「全席グリーン車扱い」のラフィール踊り子号は予約できません。
最後に、ここでポイント数を確認します。
下の「乗車券の申込」欄を見るとわかるとおり、なんとこちらは乗車券を別途購入する必要があるので注意しましょう。
特典特急券のレート
0〜50km | 460ポイント |
51〜100km | 720ポイント |
101〜200km | 1280ポイント |
201km以上 | 1940ポイント |
こちらは感覚で説明した方がわかりやすいと思います。
東京⇄伊東は1280ポイントですが、横浜⇄伊東は720ポイントです。
横浜⇄成田空港は1,280ポイントですが、東京⇄成田空港は720ポイントです。
県一つ跨ぐとか、そう言うレベルになると増えるイメージでいいと思います。
(もちろん、例外はありますよ)
460Pの範囲は、新宿⇄八王子や新宿⇄大宮くらいです。
利用方法6・座席アップグレード
グリーン車 | 1,500〜3,500P |
グランクラス (飲食なし) | 4,500〜6,500P |
グランクラス (飲食あり) | 8,000〜8,500P |
こちらでグランクラスのレビューを書いているので、興味のある方はぜひご覧ください。
この項目の目玉は、なんといっても旧バージョンでは存在しなかったグランクラスへのアップグレードです!
正直、また追加料金払って乗るようなら悩みますが、ポイント使えばお金払わずに乗れるなら絶対にグランクラスにする!って心境です。
短距離・乗る人が少ない「なすの」などは安く、人気のある「はやぶさ」はポイント数が高いってシステムです。
えきねっとで普通にグリーン車とか予約しようとすると、赤枠みたいな項目が出るので、これを選択すると予約できますよ。
グランクラス飲食なしは何故か枠がないのでやり方がよくわかりませんので、後日まとめ直しますね。
最後に
今日は生まれ変わったJREポイントサービスとえきねっとの記事を書かせていただきました。
このサービスはまだ黎明期の位置付けにあり、我々も冒険しているような感覚です。
ですが、一人一人の生活に適した路線があり、その路線の特典特急券を入手するだけで少し日々の生活が豊かになる面白いサービスだと思います。
かく言う私も、今度ポイントを使って東京から小田原まで踊り子号で帰ってみようか考えています。
では、今日はここまでです。また別の記事でもお会いできたら嬉しいです。
コメント
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