【この記事の対象者】
・スキーに適した老舗ホテルを知りたい
・予算はそれほど多くない
・併設したインターコンチネンタルでの滞在をより快適にしたい
・プレミアムツインの情報が知りたい
※隣接したインターコンチネンタルの宿泊記はこちら
ホテル概要と前書
ホテル名 | ANAクラウンプラザリゾート安比高原 |
住 所 | 〒028-7306 岩手県八幡平市安比高原117-17 |
開 業 | 2021年12月16日(リブランド) 1985年(安比グランド設立) |
部屋数 | 403室 |
レストラン | 七時雨(和食、郷土料理) ラパンドール(ステーキ) 鮨 なが朶(鮨) など10種類 |
他施設 | 温泉大浴場 貸切温泉 コインランドリー 売店 |
インターコンチネンタルに併設しているこちらの建物は、嘗てこのエリアのホテルメイン館であった建物です。
安比グランドホテルは2021年、クラウンプラザにリブランド(建物をそのまま、経営陣を変えること)を行い、IHGグループの参加となりました。
そのため、建物自体はバブル期を思わせる古い建物であり、決して新しい建物ではありません。
基本的にこのホテルは2018年頃に改装したエグゼクティブクラス以上の部屋とそれ以下で古さが異なります。
もし古い部屋に泊まりたくない人は、素直に有償でエグゼクティブ以上の部屋に泊まるようにしましょう。
また、地方ホテルとしては圧巻の「レストラン数10軒」という膨大なレストランを抱えていますが、私が行ったときは閑散期ということもあり数軒は閉まったままでした。
では、のんびりと紹介していきましょう。
チェックイン〜到着〜入室
当日は豪雨だった関係で翌日の写真ですが、ホテルの入り口はそれほど豪奢な感じはありません。
建物が古ぼけていることは外目から見てもすぐにわかりました。
まあ、私より年上のホテルだし仕方ないよね、って感じです。
ですが、ホテルに一歩足を踏み入れると光景が一変します。
リブランドに伴い改装したのでしょうか? かなりモダンなスタイルです。
スキーシーズンに使うのは自動精算機が手前に、奥にはフロントが見えます。
ホテルの宿帳・鍵の管理などは昔ながらのホテルの方式をとっていました。
スタッフさんは若い外人が非常に多いですが、みなさん日本語が堪能で愛想が良かったです。
このホテルの一階と二階はホテルの基盤とも言える重要なエリアです。
これは一階のマップなのですが、非常に広いのが見て取れると思います。
多数のレストランに大浴場、貸切風呂、売店。
更には併設したリゾートセンター(ゴンドラの出発点)や安比プラザ、更にはその先のスーパー銭湯にも移動可能です。
インターコンチネンタルが出来た現在でもこのホテルはこのエリアの中心的な建物。
インターコンチネンタルに滞在していても、このエリアをうまく活用できなければ滞在の快適性は半減します。
多少古びたエレベーターを使い、客室エリアにやってきました。
最高では19階まで部屋が存在し、今回泊まったのは丁度中堅となる10階前後です。
今回のお部屋はこちら。プレミアムツインとなります。
部屋紹介・プレミアムツイン
まず、入るとすぐ左手には小さなクローゼットがあります。
サンダルの数を見ると、3人で使うことを想定されているようです。
こういうスリッパがインターコンチネンタルの方でもあると、かなり便利なのですよねぇ・・・
クローゼットから少し奥に行っても、まだベッドルームに辿り着きません。
ここで私は「つくづく、ここの系列って写真で損してるなぁ・・・」と思いました。
この辺のエリアは公式サイトを見てもよくわからないのですが・・・なんと、謎スペースがシャワーブースなんですよね。
ユニットバス単体だと思っていたので、嬉しい誤算でした。
(結局部屋のお風呂は利用しませんでしたが)
ユニットバスとシャワーブース。優秀。
設備が古い以外の欠点は今のところ見当たりません。
玄関+ウェットエリアとベッドエリアが扉でセパレートしているのも非常にいいですね。
広ーい、古ーいなベッドルーム。まあ、寝るだけならこんなもんでしょ。
古さこそ感じますが、掃除も行き届いていて綺麗だし、下手な新しくて未熟なホテルよりかは百倍まし。
ただ、ソファーは年季を感じさせる汚れがいくつもついており、それは若干マイナスポイントでした・・・
それ以外は味があって結構好きですね。
入り口横のクローゼット。立て付けは悪いけど非常に優秀な並び。
この配置を考えた人・・・できる!!と思わせる見事な配置です。美しい。
こちらには温泉に持って行く用のハンドタオルもあり、温泉生活は日本人にあった非常に良いものでした。
こういう細かい点に気づくあたり、老舗ホテルは素晴らしいですよね。
温泉好きへのホスピタリティはインターコンチネンタルよりもこちらに軍牌が上がると思います。
部屋からの景色。これはこれで良いですね。
私たちは「山は眺めるより見上げる派」でしたのでインターコンチネンタルの方が好きでした。
高層階ならもう少し違いが出るかも?
ルームサービスメニュー
ルームサービスのメニューは上の通りになります。
印象として、ここのフードは質の割に割高感を感じました。
ルームサービスの朝食はこちらになります。
(連れが寝坊したのでダイヤ特典の朝食券は捨てました)
嘗てのインディゴ箱根を彷彿させるお弁当スタイル。
しかも洋食がストリングス東京のコンチネンタルブレックファストよりも量が少ない・・・
では、次はレストランのご紹介です。
焼肉レストラン 李朝苑
夕食はこちらの焼肉レストランにしました。
写真はガラガラの時に撮ってますが、来た時は何組かお客さんがいらっしゃいましたよ。
ここは1品ずつのものとセットメニューの2通りのメニューが存在します。
セットメニューはこんな感じです。(スープは別注文)
多い・・・多くない?
2〜3人分とありますが、3人分よりの量ですので気をつけましょう。
美味しかった反面、量が多くてお腹いっぱいになって最後は少し苦しかったです。
お子さん連れの家庭はこのセットがベストヒットと思います・・・ご飯もつけよう、そうしよう。
お肉も柔らかくて美味しかったです。ごちそうさまでした。
他施設
このホテルにはたくさんの施設がありますので、利用したものを紹介していきます。
インターコンチネンタルの宿泊者もこの項目をよく見ておくと、滞在をより快適なものにできますよ。
では、参りましょう。
大浴場「安比温泉」
このホテルの大浴場、安比温泉です。中の写真は公式サイトをご覧ください。
宿泊者は無料、チェックアウト後は355円、ビジターは1100円で利用できます。
広さ、洗い場は十数人程度で使っても大丈夫そう。
この大浴場ですが、後述するランドリーなどと並行して活用すると良いライフハックになりますよ。
貸切温泉「MAKIBA」
大浴場から更に安比プラザ・タワー館よりに行くと、左手にポツンとこんな扉が・・・
ここはこのホテルが要する貸切温泉です。
宿泊者は3500円/50分で利用でき、インターコンチネンタル宿泊者も同額で利用・部屋付できます。
(ビジターは4000円)
お風呂の時間を予約したらフロントでこんな鍵を受け取り、貸切風呂に向かいます。
貸切風呂は鍵を受け取ってから50分なので、コインランドリーに用がある方は先にそっちにいきましょうね。
設備は古いけど、相変わらず綺麗な作りです。
中にはトイレや下駄箱もあります。
更衣室は二人だと広すぎるくらいでした。
かごを見てもわかる通り、6人入っても大丈夫な作りになっています。
子供づれの4人家族、出来ればお爺お婆も一緒に6人とかで入るのが一番コスパがいいかも?
二人でこのお風呂を使うとか超贅沢でした。
子供もいれば、普通に大はしゃぎ間違いなしの作りでしたね。
ここは是非とも家族連れの皆さんにお勧めしたいです。
売店
インターコンチネンタル、クラウンプラザ問わずここで暮らす際に最も重要なエリアと思います。
ここの売店はお土産(他店より少し高めのものもあり)やお菓子、お酒、多少の薬(超重要)が購入できます。
特に薬は品数こそ少ないですが最低限のものは揃ってますので、ドラッグストアを探す必要も消えると思うのでもしもの時に重宝しますよ。
ここはフロント→大浴場の間にあるので風呂上がりにウロウロするのもお勧めです。
コインランドリー
私が今回の飛び石3泊滞在でお世話になったコインランドリー。
ATM横のこちらの本館エレベーターで地下一階に向かいます。
フロント⇄売店の間にありますよ。
降りると正面に自販機。
ここを右手にぐるっと後ろに回り込みます。
コインランドリーだっ!!
洗濯は200円で31分。乾燥機は100円で30分まで。
クラウンプラザの人は部屋に戻ればいいだけですが、インターコンチネンタル宿泊者は引き取りとか諸々の用事で戻るのが面倒かと。
私からのライフハックとしては・・・
①ティータイム、アペロタイムで暇つぶし ②安比温泉で一風呂 ③貸切温泉MAKIBAでのんびり ④売店でお買い物
とかがいいと思います。
クラウンプラザからハシゴする人は、いるうちに洗濯しとくとあとが楽ですよ。
安比プラザ・リゾートセンター
焼肉レストランやタワー館のエレベーターを通過して更に奥に進むと、こんな回廊があります。
我々が行ったときは写真家の方の作品が飾られていましたので、それを眺めながらトコトコと少し歩きました。
その先に行くと、リゾートセンターのスペースです。
ゴンドラに乗って山の上に行きたい人はこちらでチケットを購入しましょう。
カフェも併設されていますが、観光地価格でした。
こちらには車で来ることもできます。
来る場合はクラウンプラザの手前の駐車場に駐車し、こちらの建物を目指しましょう。
階段が網網で下が見えて少し怖かったです・・・
最後に
ダイヤモンド会員だったので14時アウトの特典がありましたが、我々は11時くらいにはふらりとホテルを後にしました。
この時の宿泊は少し特殊で、IC→CP→ICという飛び石宿泊だったためです。
ハードこそ古いですが、その施設や多数のレストラン、清潔感は流石の一言です。
2010年代に改装したエグゼクティブフロアに宿泊すれば満足度も変わるでしょうし、何より改装したら化けるぞ!という期待が生まれました。
では、本日の宿泊記はここまでです。
また違う記事でもお会いできれば嬉しいです。
↓翌日、前日のインターコンチネンタル安比高原の宿泊記