最近忙しかったので更新が滞ってましたが、弊社の例年のHAN-BOUKIなるものも終わりましたので、またのんびりと記事を書いていきます。
ヒルトンアメックスに関してはわりかしガッカリしたので、気が向いたら書きます。
昨今のポイント泊事情は・・・どこも渋い
このウェブサイトは半分くらい、「ポイントを使って外資系高級ホテルに安く泊まる技術」を中心に記事を書いてます。
かくいう私も昔みたいにTwitterで呟いたりはしてませんが、毎日のように各ブランドの予約サイトを巡回していますが・・・今年はどこもかしこも非常に渋いです。
原因の一つとしては、東京都のホテルの価格低下に伴うポイント泊の需要の減少が上がります。
具体的にいうと、「例年なら一泊10万円を超えるであろう年越しステイも、今年は7万円でほぼポイント割れ」ってレベルまで落ち込んでます。
GWやお盆も同じです。オリンピック期間は国内客はある程度来るでしょうが、それでもそこまで値段が高騰していません。
ちなみに、管理人は1月に行われた「ICアンバサダーウィークエンド宿泊券 大晦日争奪戦」でインターコンチネンタル横浜pier8を2泊取ってます。
ただ、これも一泊6万円と平常時コースなので、スパイアの上を目指さない限り、ほとんど価値がないんですよね・・・
去年から国内のホテル業界は非常に厳しいらしく、ポイント泊で泊まれる枠も減少傾向にあったり、そもそも枠がないなんてこともそれなりにありました。
ホテルからしたら有償で宿泊して欲しいでしょうし、理由は理解できるので文句は言えませんが・・・やはり、2019年までの状況を知ってると少し寂しいですね。
次は、今ポイントを買うべきホテルブランドです。
大前提として、IHGの人気ホテルである横浜pier8はポイント泊なしと思って下さいね。
今ポイントを買うべきホテルブランド
マリオット ・・・ 宿泊利用の価値はほぼ等価(普)
ヒルトン ・・・ よくて1.5倍とレート悪し(悪)
ハイアット ・・・ 使い方間違えなければ良し(良〜普)
マリオットポイントは普段からあまり価値があるポイントではありませんが、その反面、価値の低下もあまりありません。
例年通りに1ポイント=1.5円で使えればそれなりに高レートかな?って感じです。
IHGポイントは例年ほどの価値はありませんが、その反面、価値が落ちても4倍(2円)レートを安心して狙える優良株です。
IHGポイントの価値の低下は、「首都圏のホテルの価格低下」「人気ホテルのポイント枠の閉鎖」の二つが主な原因となっています。
あなたの狙ってるホテルがそもそもポイント枠閉鎖している可能性もあるので、しっかりチェックしましょう。
ヒルトンポイントは例年は価値がある魅力的なポイントですが、現在は首都圏のホテルの価格低下に伴い価値が著しく減少しています。
例年でしたら年越しカウントダウン引換券とも言えるホテルや、大阪の天空に聳え立つ摩天楼の頂上とか、浜離宮や海を一望できる絶景とか。
数多の魅力的なホテルの超繁忙期にリーズナブルに泊まれる価値のあるポイントなのですが、今年はぶっちゃけ小田原以外での使い道がない状況です。
私は「小田原行くぐらいならインディゴ行くわ」ってタイプなので、あれですが、小田原狙いの人は買う価値ありますよ。
ハイアットポイントは1ポイント=2円と高価で、使い道を知らないとお得度が低いですが、その反面、使い道がわかってれば2倍〜10倍まで狙える脅威的なポイントです。
もっとも、ハイアットポイントは「有償宿泊+ポイント」が最強の使い道なので、ある程度資金負担がないと価値が半減しますよ。
こちらで詳しい使い道を解説してますが、無償宿泊で泊まってもあまり旨味はないですよ。
それでも2倍レートでかなり良さげなプランはありますが、それは後で紹介します。
では、次は今年の今後の繁忙期別の推移を紹介します。
時期別の混み具合、埋まり具合
夏休み ・・・ 争奪戦終了(例年なら7月ごろに復活)
クリスマス ・・・ 8月ごろまでは概ね大丈夫
年末年始 ・・・ 例年なら8月末には終了
GW
GW枠は直前で復活あるでしょうが、そのあたりはほとんど運ですよ。
GW枠に関して、私は3月16日にホテルインディゴ箱根の予約ができました。
おそらく、出現してから1〜2時間以内の攻防だったと思われます。
インディゴ箱根強羅は行く度に新しい発見があるホテルなので、行くのが今から楽しみです。
てか・・・ポイント泊でしか行っていないので「またこいつか!」って思われてそうですね。それを気にするあらじふではありませんが。
後で紹介しますが、インディゴ箱根強羅はIHGの中で狙い目のホテルですよ。
逆に、他のIHGホテルは概ね利率割れです。
人気のホリデイインくろよんやインターコンチネンタル別府は終了。
後の狙い目といえば、激安の殿堂であるホリデイイン宮崎と、ザ・王道ともいうべきインターコンチネンタル大阪様です。
一方、マリオットブランドだとマリオット修禅寺は無理でも、山中湖の方は空いたところを観測しました。
今後もキャンセルで空くことがあるでしょうが、温泉付きで観測するなら山中湖がお勧めです。
ヒルトンは小田原以外は利率割れの去年からの定型パターンです。
小田原も小田原でキャンセル二週間前、一週間前、数日前の中からランダムでくる不規則タイプなので、予約時は必ずキャンセル規定をチェックしましょう。
ハイアットは、そもそもそこまで人気がないブランドということもあってどこもまだあいてますね。
一番の狙い目であるパークハイアット京都、関東圏なら横浜、沖縄は瀬良垣が狙い目ですね。
私と同じ時期にハイアット修行をしてグローバリストになった同期の皆様にお勧めしたいのは、なんといってもパークハイアット京都です。
これは修行が終わってポイントをどこかで使用する前ならかなり負担なく予約できるので、全ての同期様にお勧めですよ。
レートは2倍程度ですが、ハイアットなら十分良好。予約できないと思ってる人は、まだ修行が足りぬのです。
夏休み
夏休みは旅行に行く期間がばらけ、価格が高くなりにくいのでポイント泊の価値は低下します。
この期間は、得するよりも、泊まりたいホテルにリーズナブルに泊まるために使うことをお勧めします。
ブランド問わずおすすめするのであれば、沖縄よりもニセコのホテルや、リッツカールトン日光をお勧めしたいです。
かくいう私も、リッツ・カールトン日光の夏休みはかなり前から予約してます。インターコンチに1ヶ月いても間違いなくいきます。
リッツ・カールトン日光のある奥日光は古くから避暑地として賑わい、具体的には山の上と下で5度〜10度くらい気温が違うそうです。
加えて、山中湖の雄大な景色と温泉・・・もう最高ですね。
クリスマス
少し意外かもしれませんが、クリスマスのホテル予約戦線はクリスマスケーキの宣伝が始まる頃に終結します。
クリスマスは年末年始も控えていますし、ポイント泊の旨味は低いです。
私は生まれはハマっ子なので毎年ヨコハマグランドインターコンチネンタル確定ですが、毎年通ってもここのクリスマスは色褪せない素敵なものですよ。
今年はブランドエクスプローラーで宿泊券もらえたらハイアットかもしれませんが、それでもなんだかんだ言ってインタコにするだろうなぁ・・・なんて思ってます。
こればかりはpier8以上だと個人的に思ってます。
年末年始
既に緒戦は終わり、インターコンチネンタル別府・横浜pier8などの超優良枠は刈り取られました。
今後は8月末までの第二局面で、ここで優良枠はほとんど消滅します。
では、次はどのあたりのホテルがお勧めなのかを見ていきます。
2021年、狙うべきホテル
2020年初頭から始まったコロナ禍の影響でホテル業界は絶不調に陥り、2019年まで太っ腹だったポイント泊の枠も少しずつ厳しく変動していっています。
IHGは人気ホテルのポイント枠をクローズ、ヒルトン・マリオットは首都圏の宿泊費減少に伴うポイント価値の消失、ハイアットも人気ホテルを2泊からにするなど、我々宿泊者には厳しい状況です。
それでもなお、優良なレートで泊まれるホテルは今なお存在します。
もちろん、レートがいいほど予約方法は困難となります。
IHG
IHGはpier8をポイント割れした日しか出さなかったりとか、別府をかなり難しくしたりと色々してくださってますが、いまだにレートがいいブランドです。
また、基礎的な知識として「Japan – Osaka area -」で調べるのが基本ですよ。
これで調べると、関東・関西のホテルとくろよん、宮崎、別府をまとめて検索可能です。
特に狙うべきホテルを紹介していきます。
ホテルインディゴ箱根強羅
必要ポイント:50,000p/泊
宿泊数:2泊
難易度:普通
pier8がほぼ閉鎖状態の今、関東圏の優良株・ホテルインディゴ箱根強羅です。
最低宿泊数が2泊で最低100,000p必要ですが、その点以外の難易度はあまりないです。
管理人は家から車で30分かからないこともあり、すっかりと頼り切ってます。
こちらでも紹介しましたが、「もう部屋に温泉があるだけで最強では?」とさえ思える優良ホテル。
ルームサービスが正月時点ではまだお弁当+お皿でしたが、次回の滞在時にどう変化してるか・・・楽しみです。
ホリデイインくろよん
必要ポイント:25,000p/泊
宿泊数:1泊
難易度:低
Q. 関東勢なんですが、少ないポイントで温泉入ってのんびりしたいです。
A. くろよん行け。
これですみそうなレベルの優良レートホリデイインくろよん。
部屋こそはホリデイインなのでお察しですが、温泉大浴場付きです。
ホリデイイン宮崎
必要ポイント:15,000p/泊
宿泊数:1泊
難易度:低
IHG国内ホテルの最後の希望、激安の殿堂であるホリデイイン宮崎様です。
必要ポイント数は驚異の15,000p、ホテルの価格は3万円超えもそれなりにあります。
ホテルのスペック自体もオーシャンビューだったり、温泉付きだったり、ルームサービスのコスパが最高だったりと一週間籠っても問題ないレベル。
みんな、宮崎行こうぜ!
インターコンチネンタル大阪
必要ポイント:60,000p/泊 宿泊数:1泊 難易度:低
大阪駅直結の西日本の雄、インターコンチネンタル大阪は連日高めのレートを推移し、非常にポイント泊する価値が高いホテルです。
USJに行くにもよし、大阪観光の拠点にもよし、ここに泊まって三ノ宮まで神戸牛食いに行くもよし(管理人がやりました)の好立地。
部屋のスペックは言わずもながら高スペック。
ここは長期休暇でも取りやすく、初心者向けですね。
インターコンチネンタル別府
必要ポイント数:60,000p
宿泊数:2泊
難易度:高
繁忙期を避ける形で2泊、約1年前の時点でのみ予約可能というクソ条件でのみ出現します。
具体的にいうと、IHGのアプリやウェブサイトで予約可能な先の日にちを限界まで遡ると出てきますよ。
キャンセル規定は普通のと一緒ですが、手放せばもう出てこないかと。
私もこれが何日で消えるかまでは観測していませんが、多分一週間以内かな?と思います。
別府は1年前ならアンバサダーウィークエンド無料券の年越しも予約可能でしたが、あっちはキャンセル不可という最強の難易度でしたね・・・
予約する人は計画的に。普通の土日なら差額でクラブフロア狙えるのかな?
ヒルトン
ヒルトンは大晦日のコンラッド大阪と、長期休暇のヒルトン小田原くらいですね。
狙い目はヒルトン小田原ですが、部屋のハードスペックは他の外資系と比べたら古いし、長期休暇ってクソ混むんですよね・・・
ただ、ホテル施設のハードや独特なクラブラウンジ、ランチのお得さやリーズナブルなルームサービスなどは魅力的なので、ダイヤ会員なりたての人にはお勧めです。
両方とも95,000pと、それなりのポイント数が必要ですよ。
マリオットホテル
巷ではWホテルなるものが流行ってるそうですが、利率悪いので切り捨てました。(無慈悲)
基本的にマリオットはは利率が悪いので、一番良いのは泊まりたいホテルに泊まることだと思いますよ。
狙い目としてはリッツ・カールトン日光ですが、ピークオフピークの設定が追加されたので、少しきついですね・・・
spgアメックスカードで止まるならまだしも、それ以外ではあまりお得度はありませんね。
ハイアットホテル
ハイアットで無償宿泊する際の強みは、「スイートリワード」などのアワードが同時使用可能である点です。
また、ここではスイートアップグレード関係も取り上げています。
パークハイアット京都
必要ポイント数:30,000p/泊 宿泊数:2泊 難易度:中
一度に60,000ポイント(12万円分)消費することが難しい点を除けば、繁忙期とかでも案外普通に予約できます。
レートも1ポイント=4円と悪くなく、ホテルの立地やハードスペックは言わずもながら、ソフトスペックも最近は改善の方向にあると聞きます。
かくいう管理人も、今回のハイアット修行を解脱時に50,000pくらいあったので、少し購入して彼女の誕生日に行くことにしました。
同期の皆様でパークハイアット京都に行きたい人は、最初に行くといいと思いますよ。
ハイアットリージェンシー瀬良垣
必要ポイント数:15,000p/泊 宿泊数:1泊 難易度:低
30泊のリワードやブランドエクスプローラーを国内で使うときの理想は、恐らくこのハイアット瀬良垣でしょう。
写真はお隣のインターコンチネンタルから撮ったものですが、半島がまるまるリゾートという好立地に加え、グローバリストならラウンジも無料です。
お盆や大晦日でも案外予約が取りやすく、アワード+ポイントで2泊・・・なんてのも良いですね。
ハイアットリージェンシー横浜
必要ポイント数:12,000p/泊 宿泊数:1泊 難易度:低
ポイント単価はお得に泊まっても3円程度ですが、リワードが使えて首都圏のホテルなのでとりあえず。
ここはラウンジのバータイムがそこそこ力入れてるので、お酒を飲むカップルには良いですね。
欠点として、ルームサービスがないので夕飯はミラノグリルか外出になりますよ。
最後に
私がホテル遊びを始めた頃と打って変わり、今は有償宿泊で良いような局面が多いです。
その一方、ポイント泊でもお得に泊まれるホテルも確かにありますので、しっかりとチェックして情報を活かしましょう。
動きとしては、「まず1泊で調べる」「なければ2泊にする」「それでもなければ前後にずらす」ってすると見つかりやすいです。
では、別の記事でもお会いできたら嬉しいです。