【この記事の対象者】 ・パークハイアット東京の年越しステイが気になる ・パークハイアットツインの特殊部屋に興味ある ・豪華でおしゃれな年越しがしたい
※具体的な施設の紹介とか雰囲気は前の記事をご覧になってください。
パークスイートとデラックスツインの宿泊記はこちら
ガバナーズスイートの宿泊記はこちら
ホテル概要
ホテル名 | パークハイアット東京 |
住 所 | 〒163-1055 東京都新宿区西新宿3-7-1-2 新宿パークタワー41F(フロント) |
開 業 | 1994年7月9日 |
部屋数 | 177室 |
レストラン | ニューヨークグリル(ステーキ) ニューヨークバー(バー) ジランドール(オールデイ) 梢(日本料理) ピークラウンジ/バー ペストリーブティック デリカデッサン |
他施設 | クラブオンザパーク (スパフィットネス) |
日 程 | 12月29日〜1月1日 16時 (3泊4日) |
プラン | フリーステイアワード (35,000ポイント/泊) |
その他 | スイートUGアワードを使用 |
嘗ては東京のホテル御三家に乗っ取り、「東京新御三家ホテル」もしくは「外資系御三家」と謳われた老舗。
Lost in Translationというアメリカ映画の舞台にもなっており、築20年近いホテルとは思えないほど美しく精錬された内装に目を奪われます。
こちらのホテルはオールデイダイニングであるジランドールを初め、ステーキレストランのニューヨークグリル、日本食の梢や、ピークラウンジと高名なレストランもずらり。
滞在中も宿泊客はもちろん、レストラン利用などのお客さんも多く訪れている感じでしたよ。
2022年の年越しステイの宿泊レートは、最安値で一泊20〜30万円くらい。
今回はそんなホテルにすべてのハイアットポイントを投入し、リワーズナイトで3泊105,000ポイント。
そこに温存していたスイートアップグレードアワードを投入し、滞在の十ヶ月前にスイートステイを確定させました。
私のグローバリストライフの集大成とも言えるステイとなります。
到着〜チェックイン
私たちは毎回車でくるので、毎度お馴染みの駐車場からの入り口に到着します。
十ヶ月前から旅程を組んでいたこともあり、2人とも気分は最高潮。
「待ってたぜ、この瞬間をヨォ!」って感じです。
普段なら一泊5000円くらいの駐車料金ですが、グローバリスト会員の特典で3泊とも無料でした。
ここから上がってもエレベーター以外何もないので、正面玄関に視点を移しましょう。
早朝に撮ったものですが、正面入り口はこちらになります。
玄関の上にいるメデューサの首はこのホテルのマスコットキャラクター「ガッツィー」君です。
バスやタクシーで来たり、バレーパーキングを依頼する場合はこちらに到着します。
こちらのスペースには常にスタッフさんが数名常駐しています。
横からベーカリー&パテスリーに行くことができ、一階におりるとコンビニもあります。
(コンビニは休日だとしまってることもあるので注意)
ここは隣接しているビルにラーメン屋やコンビニからクリーニング屋さんまであるので、連泊する人でも安心ですね。
今日もピークラウンジは圧巻の一言。
この時は2022年末ということもあり、以前滞在した2021年の時よりも遥かに多くの利用客が見受けられました。
我々は宿泊ゲストですので、お登りさんらしく写真を撮ったらそそくさと奥に向かいます。
これは荷物を預けに来た時の光景ですが、チェックイン開始の15時直後はここからライブラリーまで長蛇の列ができておりました。
1組ごとが長いので終わらず、彼女とぐだぐだ待つことに。
ここでこんなに待ったのは初めての体験でしたので、逆に新鮮でした。
私の番になるなり、グローバリスト会員ですのでそのままお部屋チェックインに移行。
スタッフさんに連れられてお部屋に向かいます。
・・・ここが混雑していたのって、これが原因なのでは??
とも思いましたが、あえて口には出しません。お部屋チェックイン最高だし。
そんなこんなでスタッフさんがエレベーターに乗り、押されるボタンはなんと客室層では最上階の51階!
彼女も興奮を隠せない様子でした。
そんなわけで、本日のお部屋はこちら。
新宿上空51階、パークスイートツイン、東側となります。最後の東側がこの滞在では超大事でした。
部屋紹介・パークスイートツイン(セパレートタイプ)
入った瞬間、思わず「ただいま」と言いたくなる空間がたまりませんね。
右手には謎の本が置いてある謎スペース。
入って左手はウォークインクローゼットとウェットエリア、右手がリビングルームです。
前回の写真を混ぜましたので少しわかりにくいですが、注目していただきたいのは1枚目と3枚目です。
ここのパークスイートツインは2通りの部屋が存在します。
①バスタブ側が鏡になっているタイプ(3枚目)
②バスタブ側が窓と格子になっているタイプ(1枚目)
我々が今回泊まったのは②のタイプです。
このタイプの場合、楽に採光ができるのでバスルームが明るく非常に快適でした。
さらに、このタイプの部屋にはもう一つの特徴があります。
1枚目と2枚目が今回のベッドルーム。
3枚目と4枚目が以前泊まったスタンダードなパークスイートです。
なんと、②のベッドルームにはリビングとベッドルームの間にも扉がついています。
前回の記事をご覧いただくとわかりますが、パークハイアット東京の標準的なパークスイートではこのような扉はなく、突き抜け型が一般的です。
更に窓はないですが、テレビ台はかなり豪華な作りになっています。
3泊して思いましたが、ここの採光は非常に重要です・・・ここが明るいだけでかなり気分が違いました。
相変わらず圧巻のリビングルーム。
新宿上空で100m2の部屋はやはりやばい。
新宿パークタワーのランチタイムに間に合わなかった我々はお腹ぺこぺこだったので、そのままランチにしました。
我々は二人身なので、いつもこちらのテーブルを利用してます。3人までならここがいいかな?
窓からの景色を見て、勝利を確信。
スイートアップグレードアワード使用時から「東側は人気なので難しいですよ」と言われ続けてきましたが、なんと東側の部屋にアサインをしていただいたようです・・・
普段ならそんなに気にすることはない要素ですが、この時の滞在は「年越し」となります。
そして、この時のこのホテルにおいて「初日の出が見えるかどうか」は非常に重要な要素です。
まさか、諦めていた部屋からの初日の出を見ることができるなんて!
そう思いながら、私と彼女はワクワクしながら3日半の滞在を開始しました。
チェックアウトも16時まで延長してくださるようですし、元旦のお部屋次第では16時までいようね。
そんな話をしながら、のんびりと年の暮を2021年に引き続きパークハイアットで過ごします。
では、年越しステイの詳細を話す前に、この時に利用したレストランやルームサービスを紹介していきます。
レストラン・ルームサービス紹介
この時の食事のスケジュールは以下の通りです。
29日 | 昼・ルームサービス 夜・ニューヨークグリル |
30日 | 昼・ルームサービス 夜・梢(個室) |
31日 | 昼、夜・ルームサービス |
1日 | 利用なし |
まずは、ルームサービスで食べたものを並べていきます。
ルームサービス紹介
朝食はこの通りになります。
和食と洋食でチョイスできる上に、卵料理を色々選べるので滞在中に一通り食べてみました。
オムレツはふわふわでも少し硬め、スクランブルエッグも少し硬めでした。
目玉焼きは半熟でとろとろして美味しかったです。
一方の和食やパンのバスケットは相変わらず、「これがパークハイアットの心意気だぁ!」と言わんばかりの凄いボリューム。
グローバリストは終わっちゃったけど、ここは是非とも朝食付きで泊まりたいですね・・・
1日目の昼に食べたハンバーガー。
ここのフライドポテトはまじ山盛りなので、少食さんはサラダをチョイスすることをお勧めします。
鍋焼きうどん。ボリューム満点。
麺が前に食べた時よりシコシコして美味しかった。
二日目のお昼。朝食で満腹だったので軽くおにぎりだけ注文。
これがまじほかほかで美味しくて彼女と二人で開眼するレベル。
色々なホテルのおにぎり食べたけど・・・ここがナンバーワンですね!
自信を持ってお勧めします!
大晦日の晩餐。
いつものグリーンサラダとオニオングラタンスープ、おにぎりをリピート。
私はメインに「真鯛のポワレ 春キャベツのブレゼ 浅利ソース」をチョイス。
想像を超える美味しさでビビった。リピート確定。
彼女のメインはニューヨークグリルから「仙台牛テンダーロイン 150g」をお部屋に配達。
お値段はなんと17,900円(税サ別)。
年越しのタイミングでしか注文している自分が想像できないメニューですね。
家から持って来た白州を飲みながら、二人でのんびりと年越しディナーを楽しみました。
ニューヨークグリル
私にとっては高嶺の花であったニューヨークグリルも思い切って利用しました。
この写真は閉店間近なので人がいませんが、入店時は外国人の方々で溢れかえってましたよ。
何気に2回目の利用ですが、今回もアラカルトをチョイス。
キャンドルの灯りがおしゃれですね。
シィィザーーァァァッ!サラダを注文したところ、最初から取り分けてくれました。
パンは少し硬めですが、普通にホクホクした美味しいパンです。
ワインは色々種類ありますが、あらじふにお酒のことはわからないので適当にチョイス。
「香川県産オリーブ牛サーロイン」。
何気に、ここでコスパがいいのはこれだと思ってます。
上手い、柔らかい、量がちょうどいいの三拍子。
夜景の写真も撮りたかったですが、どうあがいても自分が映るので流石にやめました。
部屋とは一階差ですので、見える景色はほとんど同じでしたが窓が大きい分開放感が段違いでした。
梢
12月30日の夜。一日中部屋でぐだぐだした後、ジランドール横のこちらまで降りて来ました。
不思議なことに、ここで暮らしていると41階に降りることさえも「下界に降りる」と錯覚するのですが、この現象に名前をつけたいです。
パークハイアット症候群??
閑話休題。40階に1階だけエレベーターで降りると、すぐ左手が梢です。
受付のお姉さんに名前を告げると、あれよあれよと席に案内されます。
今回は年末年始で混雑していたので、11,000円払って個室を用意していただきました。
二人だと流石に高く感じましたが機能性は抜群で、静かに美味しい食事を楽しめましたよ。
ただ、注意すべきは防音性です。
お隣が音楽流したり大声で話してましたが、普通にまる聞こえでした。
その代わりあちらも我々の声が微妙に聞こえるらしく、隣にいると気づいたらピッタリと静かになりましたよ。
我々は何も考えずにしゃぶしゃぶのコースにしたのですが、結果として個室を取ったのが大正解でした。
先つけ、刺身と前菜は品がある美味しい和食です。
刺身も新鮮で美味しく、氷は鬼怒川金谷ほどではありませんがインパクトがあって目を楽しませてくれました。
ですが、鍋の登場と共に和やかな雰囲気は一変します。
もしもこれをあちらのテーブルで混雑している中やっていたら、微妙に忙しなかったこと間違いなし・・・
個室のおかげでスタッフのお姉さんもゆっくりと配膳でき、個室のありがたみを再度実感しました。
美味しいしゃぶしゃぶと締めのラーメン、美味しいお酒に舌鼓を打ち、大満足のまま30日の夜も老けていきます。
散歩ついでに立ち寄ったクラブオンザパークは、相変わらずの美しさでした。
千鳥足でふらふらと部屋に戻り、夜景を見ながら床に着いたのは良い思い出です。
次からはこのホテルで年越しをする際に開催されるイベントなどを紹介していきます。
年越しのイベント
31日の朝、起きると何故かドアの隙間にこんな紙が挟まってました。
ここに書いてあることをかいつまんで書くと、年末年始に行われるイベントは以下の通りです。
イベント | 日 時 | 場 所 |
年越しそば | 12月31日 23:00〜24:00 | 梢 |
カウントダウン パーティ | 12月31日 21:00〜25:00 | ピークラウンジ |
初日の出 | 1月1日 6:30〜7:00 | ニューヨーク バー |
おせち料理 | 1月1日 7:00〜12:45 | 梢 ルームサービス |
ちなみに、ニューヨークグリルで豪華なディナーを食べながらの年越しというのもありました。
我々はそれに参加しようかと思いましたが、せっかくですので年越しそばを食べてのんびりと部屋で年越しをすることに決定。
年越しそば
23時ちょうどに伺いましたが、梢は早くも超満員でした。
おそらくはカウントダウンパーティの人もいるのでしょう。
日本人も外国人さんも入り混じっています。
年越しそばは薄味の美味しいきつねそばでした。
パークハイアット京都は鰊蕎麦でしたので、やはりこれは土地柄を意識しているのでしょうか?
量も夜食としてはちょうど良く、ツルツル食べれて美味しかったです。
カウントダウンパーティ
我々がきつねそばを食べて41階に戻ると、ピークラウンジが別世界に変貌していました。
アップテンポな曲、踊り狂う人間たち。しかも人がめちゃくちゃ多い!!
すげー、パリピだ!と思いながら、少し見学して部屋に戻りました。
なお、ニューヨークバーでも普通にカウントダウンやっていたみたいですので、ここは賑やかに年越したい人には良いホテルですね。
我々は部屋に戻ってのんびりとお風呂に入り、そのまま年を越しました。
初日の出
ニューヨークバーに行くと人がたくさん日の出を待っていたので、さっさと逃げてお部屋へ。
幸い正月は日本晴れで、部屋からは圧巻の初日の出が拝めました。
新宿パークタワー51階からの眺めは何も遮るものがなく、ヨコハマグランドICとはまた違う初日の出を見ることができました。
東京の街並みの地平線から上がる日の出はまさに圧巻の一言で、私も彼女もしばらく声を失うレベルです。
パークハイアット京都では角度的にホテルから日の出が見えなかったので、これはかなり大きいですね。
おせち料理
前日の注文だったのでヒヤヒヤしましたが、なんとか滑り込みセーフで注文できました。
当日は前日のうちに予約が埋まるらしく、7時に電話したらもうほとんど枠がなく、かなり危なかったです。
ルームサービスのスタッフさん(3日間、同じ人でした・・・お疲れ様です!)が来るなり、まずは上のメニューを渡されます。
豪華な3段おせちです。値段は1万円くらい。
この前年に食べたパークハイアット京都のおせちとどっちが美味しいかと聞かれると、私はこっちの方が好みでした。
他にもこのホテルではお琴の演奏や振る舞い酒があった模様ですが、タイミングが合わずに参加できなかったです。
最後に
年末の曇り空とは打って変わっての青空を眺めながら、私と彼女は3日過ごしたこの部屋を後にしました。
部屋は16時までいることができたのですが、この日は新規スイートに泊まるという使命があったので昼にはホテルを後にしました。
パークハイアット京都における年越しも素晴らしかったのですが、パークハイアット東京の年越しもそれはそれで素晴らしいものでした。
浮世離れしたこの空間で過ごす緩やかな年越しはこの上なくリラックスできましたし、部屋も食事も素晴らしくとても満足しました。
私自身、年末には毎年かなり力を入れておりますが、去年と今年の年越しは是非とも色々な人におすすめしたいです。
では、また違う記事でもお会いできたら嬉しいです。