【この記事の対象者】 ・ヨコハマグランドの新ラウンジが気になる ・過去ラウンジとの比較を聞きたい ・ラウンジになった経緯を知りたい ・クラブルームや特別なスイートが気になる
前書・ラヴェラ最後の日と今回の件の始まり
2021年9月末の某日。
私は珍しく、一人でヨコハマグランドインターコンチネンタルを訪れていました。
理由は一重に・・・数日後に閉店となるイタリアンレストラン、ラヴェラで昼食を取るためです。
ここは彼女と何度も訪れたレストランであり、ここのカプレーゼは私が最も好きなメニューでした。
彼女は来る気がなかったので止めようかと思いましたが・・・最後に食べ納めがしたいと思い、許可を取って一人でこちらを訪れました。
ラヴェラとのお別れのメニュー。まだ記念にとってあります。
最も新しい記憶は、オーシャンテラスで幻のディナーを食べた時。
主に我が家はランチ利用ですが、彼女と何度かこちらを訪れました。
そんな思い出に浸りながら、のんびりとお昼を楽しみます。
前菜を食べ、パスタを食べ、スタッフさんと軽く世間話。
私「本当にお疲れ様でした。閉店は誠に残念でなりません」
スタッフさん「ご愛願ありがとうございます。我々も寂しい気持ちです」
私「こちらは今後、何になるんですか? 新しいレストランですか?」
スタッフさん「こちらは来月からクラブラウンジになります」
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚Д゚) ヘ…!?
もう、まさに上のような感じの心境でした。
く、クラブラウンジ!?
確かにリニューアルとは聞いてたけど、クラブ、ラウンジ!?
は、発想のスケールで負けた気分だ!
もうこれは行くしかねえぜ!
そう思い、祝前日の予約に追加料金を払い、クラブアクセスをつけました。
行くぜ、新設クラブラウンジ。
クラブラウンジの概要と比較
11月某祝前日。いつも通りに彼女を車でピックし、ヨコハマグランドへ。
飛び石祝日の祝前日だったので、ホテルはそこまで混んでいませんでした。
検温と消毒を済ませてここにくると、いつもは左のフロントに向かいます。
ですが、この日はクラブラウンジでのCIなので、ここを右に曲がります。
右手を道成に進むと、レストランのある通りへ。
写真の左奥がエレベーターホール。
右手はアジュールです。
正面はいつもはラヴェラですが、もちろんこの時はもう違います。
実際にクラブラウンジになっているのか、ドキドキしながら先に進みました。
( ゚д゚)<うわぁ、まじだった。
あらじふ、マジでラウンジになっているのに少し引く。
どんな発想力と思い切りがあれば、こんな英断ができるのやら・・・
バータイムも始まっていたので、感傷はそこそこにして中に入ります。
入り口にあるカウンターはラヴェラ時代のままで、スタッフさんが数人常駐していました。
すぐに名前を確認され、予約内容を告げると席に通されます。
このラウンジはホテルでも「万葉の湯側(という名の川沿い)」に存在します。
角度的には黄金立地であるハーバースイートに近いのですが、場所が2階ですので景色はそれほど良くないです。
この日は、クラブラウンジのバータイムだけはやけに混んでいました。
昼間に撮った写真ですが、見てわかる通り、細長い構造をしています。
2枚目の写真の向かい側にある白い壁の先にも席はありますが、半個室見たいな感じなので特別なスペースかもしれません。
クラブラウンジからの眺め。
ここはほとんどの席が万葉の湯ビューです。
ただ、広いので席によって海やハンマーヘッド、観覧車、川などが見えます。
ティータイム
もし15時ごろにチェックインすれば、丁度ティータイムの時間なのでこういった形のティーセットを楽しめます。
これはなんと申しますか・・・ヨコハマグランドに何度も行っている人からすると、「スタンダードなティーセット」って感じです。
リッツ・カールトンやPier8のような煌びやかさはないものの、しっかりと美味しいやつ。
2020年5月にインターコンチネンタルスイートに泊まった時は既にティーセットでした。
この時は緊急事態宣言によるラウンジ閉鎖の余波でお部屋での提供。
特別措置かと思いましたが、まさかその後永続することになるとは・・・
かつてのクラブラウンジはビュッフェスタイルだったので、ボリュームは減。
質は・・・据え置き・・・かなぁ??
バータイム
温菜、冷菜、お酒。
メニューは以前のラウンジみたいに各レストランから来ている感じではなく、イタリアンに特化しています。
お酒の質に関しては、この日は少し豪華だったようです。
バータイムを盛り付けるとこんな感じになりました。
冷菜(前菜)はともかく、アヒージョやイタリアンの温菜、焼きたてのピザ・・・
ラヴェラだこれ!!
すげーぞこのホテル、クラブフロア以上はフリーフロー付きのラヴェラを常備してる!!
ちょっと訳のわからないテンションになって、うひひって笑うくらい嬉しかったです。
朝食
朝ごはんはビュッフェからハーフビュッフェになっていました。
昔のラウンジではどこかのパン屋さんと契約している「超ばかうまいクロワッサン(仮)」があったのですが、スタッフさん曰く、このクロワッサンは復活していないようです・・・
メインを選んで、あとはハーフビュッフェを楽しんでねってスタイルでした。
私が行った時はメインとデザートが選べましたよ。
パン、サラダ、前菜、フルーツ、ジュースやコーヒーに紅茶など。
ハムとチーズの力の入れ方がなかなかすごい・・・
盛るとこんな感じ。
パン類が美味しくて幸せ。
メインのオムレツ。
ほうれん草とクリームかチーズが入っていたらしい。
私も一口食べたけど美味しかった。
ほうれん草のココット焼き。
1mmも知らないメニューってなんか食べたくなるんですよね・・・
あまりの美味しさに開眼した。熱かったけどばかうま。
フレンチトーストとパンケーキ。
パンケーキは「おおっ」となったけど、フレンチトーストは・・・オーシャンテラスに化け物がいますからね・・・
もちろんこれも美味しかったけど、流石に相手が悪すぎた。
新旧ラウンジの比較
新 | 旧 | |
広 さ | ◎ | △ |
景 観 | ○ | ◎ |
ティータイム | ○ | ◎ |
バータイム | ◎ | ○ |
朝 食 | ○ | ○ |
あくまでも1個人の意見ですが、私は上のように感じました。
元々、ヨコハマグランドのクラブラウンジは狭いと感じることが多かったので、広さは新ラウンジが圧勝。
一方、景観は「高層のみなとみらいビュー」VS「低層の万葉の湯ビュー」なので、個人差はあるでしょうが旧ラウンジが強いと感じました。
ティータイムは嘗ての強みであったビュッフェ形式を破棄しましたが、質が目に見えて変わったようには感じられないので旧ラウンジ。
一方のバータイムはラヴェラの技術を継承した新ラウンジが横浜屈指のクラブラウンジに化けたので、新ラウンジに軍杯が上がります。
朝食は、モダンで美味しい新ラウンジと、エッグステーションや美味しいクロワッサンのある旧ラウンジ・・・
甲乙つけ難いので、同点としました。
私は、正直この新クラブラウンジは大好きです。
本格的なイタリアンやピザが食べれるラウンジは、かなりレアな存在であると確信しています。
ですがその一方、スタッフさんに勧められるままにマカロンをお腹いっぱい食べたあの日々が帰ってこないことを思うと、少し悲しいです。
客室紹介
この時、私たちは大好きな和洋スイート601でビューバスに浸かりながらのんびりしたのですが・・・
それでは読者賢君にとっては「別記事読んでた方がいいのでは??」という感じの情報しか入らないので、そちらはさらっと書いて、後日一人で泊まったクラブフロアの部屋の紹介をします。
クラブフロアで泊まるのにおすすめなのは断然、シャワーブース付きの部屋です。
部屋の紹介記事でこの辺にも軽く触れますが、早速みていきましょう。
プレミアムシティービュークラブアクセス
クラブフロアの客室は、このように船の梶が描かれています。
階層は26〜29階で、26階のみシャワーブースなし。
何故か、今のこのホテルのポイント宿泊は21〜25階の旧グランドデラックス(シャワーブースなし)になっているため、アンバサダー特典でクラブルームにアップされました。
最近、複雑化しすぎて本当によくわからんのですよね・・・
実家のような安心感。
立ち位置から見て左手が風呂場、右手前が冷蔵庫、右手奥がクローゼット。
もう彼女と何度来たかわからないレベルの間取り。
クローゼット。あら、アンバサダー特典のバスローブだ。
私は基本インタコでは使わなかったので無しにしてもらってたんですが・・・
最近、ハイアットで気持ちいいバスローブばかり着ていて、すっかりはまってるのですよね。
この時もありがたく来させてもらいました。
スリッパはインタコお馴染みの煎餅スリッパなので、持参したパークハイアットのスリッパを使用。
ハイアット横浜だとスイート以外ないから忘れてたけど、ここは普通にインルームバーがあったな・・・
Pier8と違って有料なので、飲む際はお金かかりますよ。
ウェットエリア。
おトイレは自動で開くタイプじゃないから、手で開けてください。
わーい、アグラリアだぁぁぁぁぁ!!
普通の部屋は共用シャンプーだから、地味に嬉しかった思い出。
インタコきたらやっぱりこれですよね!!
ユニットバス。ここはどの部屋でも古いレインシャワーがついてる。
シャワーブースがある場合、トイレの横につきます。
ユニットバスの場合は湯船に浸かるのも洗うのも一つの場所でやらないといけないから面倒なんですよね・・・
あまり馴染みのない人にわかりやすくいうと、シャワーブースは外付けの洗い場です。
2泊する場合とかはこれがあると断然過ごしやすくなりますよ。
ベッドルーム。実家のような安心感(2回目)。
もう、慣れ親しんだ「ヨコハマグランドインターコンチネンタルの部屋!」って間取りが落ち着きます。
机。延長コードを借りて、後ろにアマゾンの「fire tv stick」を装着すると普通にアマゾンプライムとかも見れる。
コンセントが遠いので延長コード必須だけど、ホテルの人に言って在庫があれば貸してくれますよ。
そして、引き出しの中には青いワンピース型のパジャマが・・・
( ゚д゚)???
( ゚д゚) あれ? いつ模様替えしたの??
なんか、気付かぬうちにリニューアルしてました。
まあ、今まで足元スースーするし、冬も夏も妙に寒くて好きではなかったのでこれは大歓迎。
インタコにパジャマ持参しないで行ける日が来るとは・・・!!って一人で感動していました。
このホテルの一般客室におけるハイライトは、なんと言っても窓際でしょう。
窓の横はソファーベッドになっており、私もうっかりと寝落ちできる程度の快適性はあります。
なお、寝ると首が痛くなるので注意です。
景観
シティービューかベイビューか悩む人もいると思いますので、参考までにどうぞ。
私は両方ともたくさん写真を持っているので、ペタペタ貼っていきます。
この日はベイビューだったので、この圧巻な光景。
見渡す限りの海。満月は海面を彩り、まるでムンクの絵画のようです。
ベイビューの場合、最も美しいのは日の出の瞬間です。
地平を焦がす赤色と、色づく空と海。
時間が経つほどに変わっていく世界をぼんやりと眺めるのが、最高の贅沢ですよ。
また、横浜で花火が上がるのは大抵ベイビューの方ですね。
昨今は開講祭だけでなくクリスマスや年末年始にサイレント花火があるため、部屋からこんな感じでゆっくりと鑑賞できます。
一方、シティービューも決して引けを取りません。
こちらは打って変わって、黄昏時〜夜が本領です。
煌びやかに輝くみなとみらいの街は、何度見ても飽きることがない絶景です。
特に観覧車の輝きは色々と変化するので、いつまでも眺めていられますよ。
昼間は、よく向かいの遊園地や下を歩く人をぼんやりと眺めたりしています。
こう言った景色を眺めながらお部屋で食べるランチがまた美味しいのですよね。
アップグレード先について
あなたがインターコンチネンタルアンバサダーに加入している場合、1ランク上にアップグレード可能です。
あなたが選択できる部屋は、
・ジュニアスイート
・和室(和洋)スイート
この二つです。
何も言わないと自然とジュニアスイートになります。
・和室(和洋スイート)で確定 → 空きあれば可能 ・準和室、ビューバスつきなど部屋の指定 → 確定は不可
私は両方泊まった経験がありますが、ジュニア<<<和室という印象です。
ジュニアは普通の部屋をそのままアップグレードした感じですが、和室(和洋)スイートは風呂とトイレが別になっています。
(601を除く)
更に、一室しかない601小壺は和洋スイートでありながらビューバス付きであり、最安値でビューバスを楽しめます。
欠点は低層階にしか存在しないため、景色が少し物足りなく感じるかもしれません。
初めての滞在で景色を存分に楽しみたいなら、アップグレード辞退して最上階からの眺めを楽しむのも手ですよ。
最後に
最近、ヨコハマグランドを訪れるとどこにも人がおり、嘗ての賑わいを取り戻しつつあるように見えます。
嘗て、私と彼女がよく通っていたこのホテルは、そんな賑やかなホテルでした。
上の写真は緊急事態宣言後、2020年6月に私が撮影したものです。
時間は午後6時。コロナ前なら、まだ人がたくさんいた時間でした。
スタッフさんの姿すらなく、レストランも土産物屋も閉まっている中、椅子に座ってその光景を見る。
その時のことを、まだ強く覚えています。
その時に「何か自分で応援できることはないか」と考えた結果、私はまだこうしてブログの運営を続けています。
最近、どこのホテルに行っても人が増えて賑やかになっている様子を見て、心の底から嬉しさを感じます。
もしこの記事やブログが、あなたの旅の道標になれば同じように嬉しいです。
では、縁があったらまた別の記事でお会いしましょう。