私は感染症の専門家ではありません。
色々なホテルのコロナ対策を見て、比較して意見を述べています。
そのことをあらかじめご容赦ください。
・夏場にやむおえずホテルに泊まらないといけない人
・どういうホテルがコロナ対策に力を入れてるか知りたい人
・コロナ禍でホテルを選ぶときの注意点を知りたい人
・コロナ禍の宿泊時の持ち物を知りたい
八王子に帰省する友人に頼まれて以前纏めた、コロナ対策に力を入れているホテルをまとめた記事です。
大前提として、「このリストにないホテルがコロナ対策をやっていないわけではない」ということは覚えておいてください。
この記事は、じゃらんの検索で出てきたビジネスホテルや高級ホテルを片っ端から調べ、「4つのポイント」の作業をしているかで判断しています。
もちろん、ここに載っていないホテルの方が多いと思うので、気をつけるポイントなども冒頭にまとめています。
泊まる前にチェックすべき4つのポイント
- 共有の場所の清掃・消毒、飛沫感染対策を行っているか
- ゲストルームを退去後に清掃・「消毒」を行っているか
- ゲストの体調、体温を確認しているか
- 従業員の体調管理、テレワークなどのコロナ対策をしているか
今回の調査では、これらをやっているかどうかを調べました。
理由としては、
「飛沫感染怖いよね」
「粘膜感染はもっと怖いよね」
「従業員の人がコロナだと怖いよね」
「前の宿泊者がコロナだと怖いよね」
という素人目線で怖いところを対策してるかをチェックしたかったためです。
媒体はじゃらんと公式のウェブサイトです。横浜、湘南と八王子にあるチェーンホテルを中心に調べました。
じゃらんでホテルを調べ、「ここよく見るな」と思ったのをピックアップして公式サイトに取り組みを書いてあるか調べました。
今回のリストアップは上の赤文字(1番と2番)を両方、青文字をどちらか片方、できれば両方やっているホテルのみを選んでます。
不格好とは思いましたが、皆さんが泊まる予定のホテルをすぐ調べられるよう、この作りとなりました。
そして、みなさんがホテル選ぶときも、同じようなポイントを参考にすればいいと思います。
電話で聞かないとわからないところより、ホテルの公式サイトで「しっかりやってますよ!」ってアピールしているところの方が個人的には好印象ですね。
(もちろん、ウェブサイトがない場合は仕方ないですが)
今は日本も外国と同じで『安全を買う時代』です。
もちろん、高いホテルの方がしっかり対策しているところが多いのです。
しかも、最後の項で述べますが、それさえも確実なことではありません。
では、長くなりましたが本編をどうぞ。
国内グループ
アパホテル
特設サイト(新タブ)
コロナ軽症者を多数のアパホテルで受け入れているアパホテルさんを冒頭に添えさせていただきます。
とりあえず、「ホテル側のできることは、ゲストへのアンケート以外全部やってるかな?」という印象です。
軽傷者受け入れ時にコロナ対策をしっかり学んだのでは? と邪推するくらいの手際の良さですね。
同価格でここまでやっているのは次のスーパーホテルくらいです。
スーパーホテル
特設サイト(新タブ)
こちらもいくつかのホテルでコロナ軽症者の方々を受け入れていますね。
消毒は「手が触れやすいところ」と書いてあるので少し不安ですが、「あの値段でここまでやるスーパーホテルすげぇや・・・」って感想です。
従業員への感染対策も指導しているみたいですね。
プリンスホテル
特設サイト(別タブ)
フロント、客室の清掃。Hiltonもやっているシール(封印)方式も採用。
セルフチェックシートや入場時の検温、従業員の体調チェック。
上に書いた四つのことは全てやってるので安心感が持てますね。
アパホテル以上に「ホテル側にできることは全部やったよ!」って感じの印象を受けます。
プリンスホテルは全国にありますので、少し奮発して泊まるのはいいと思います。
新高輪の件は最後の項で他とまとめてリンク貼ります。
ニューオータニグループ
ここは各ホテルに特設サイトがあるので、自分のいくホテルをみてください!
イン横浜はこちら
ザ・ニューオータニはこちら
ニューオータニグループは統合サイトに特設ページがありませんでした。
各ホテルのサイトにページがありますので、お泊りの方は必ずチェックしてから行かれることをオススメします。
やっぱりニューオータニグループだけあって、それなりにやっているって感じがします。
ニューオータニは都民限定で大特価プラン(別タブ)やってます。
都民で旅行欲が抑えられない人は県外行くくらいならここでいいのでは? なんて思ってます。
テレビでも特集されましたよ。
One harmony
特設サイト(別タブ)
旅行慣れしていない人だと「One harmonyって初めて聞くな」って人もいると思いますが、
・日航ホテル
・オークラホテル
・JALホテル
の三つが統合したホテルグループがone harmonyですよ。
公式サイトがやべえわかりやすくまとめてありました。流石ですね。
北は北海道から南は沖縄まで、「あなたの県にも何かしらあるかも」ってレベルのチェーン展開してます。
4つのポイントはもちろん、しっかり感染防止教育などもやってますね。
ドーミインホテル
特設サイト(別タブ)
ドーミインは共立メンテナンスグループですので、こういう記載です。
共立グループでまとめない理由は察してください。確証がないものはまとめません。
最初に調べた時になかったのですが、7月末に追加されたようですね。
実は友人が某ドーミインに泊まった時、
「除菌スプレー置きっ放しで笑った。客室の消毒、ちゃんとやってるじゃん」
と良いのか悪いのかわからないフィードバックをくれたので知ってましたが、確証がなかったので省くつもりでした。
BBHホテルグループ
特設サイト(別タブ)
やはり、大手グループだけあってちゃんとやってます。
普通の旅館と思ったらBBH系列だったってこともあるぐらい、リゾートとかにも力を入れてますね。
the b
特設サイト(別タブ)
店舗数が少ないですが、大都市にありますのでこちらも。
清掃は「多くの手を触れる箇所」です。
正直、一度しか泊まったことがないグループなのでスキップします。
ルートインホテルズ
特設サイト(別タブ)
ルートインホテルズはやはり大手だけあって一通りやってます。
ここもスキップ。
マイステイズ
特設サイト(別タブ)
元々はウィークリーマンションがメインでしたが、最近はホテルとかリゾートも多くなってきましたね。
ここのグループはBBHと同じで、色々なリゾートホテルを吸収しているので、「え? ここってマイステイズの系列なの?」って感じのことも時々あります。
全国にありますので、使いやすいグループですね。
星野リゾート
特設サイト(別タブ)
みんなの憧れ、星野リゾートさんです。(諸説ございます)
流石にかなり力を入れているのがウェブサイトを見るだけで伺えますね。
今はお盆を除けば常に閑散期状態ですので、泊まりたかった人には狙い目ではあるんですよね・・・
後述しますが、「絶対に安全」ということはないので、それだけは念頭に置いてくださいね。
帝国ホテルグループ
特設サイト(別タブ)
4つのポイントを全て満たすだけでなく、「誰か泊まったら二日間空けてから消毒清掃してから売りに出す」という利益度外視の安全基準を設けてます。
かなり稼働率は悪いと思いますが、ゲストのことをすごく考えてくださってると実感できます。
帝国ホテルはレストラン含めてとにかく来客数が多いので、それでも過信は禁物ですよ。
では、続いて外資系ホテルグループです。
外資系ホテルグループ
Hyatt、フォーシーズンズやシャングリラなどの最高級ホテルはもちろん力を入れてますので、省きました。
この項目で載せるのは「中級まで」のランクです。
ベストウェスタン
特設サイト(別タブ)
日本国内でもビジネスホテルやリゾートホテルを展開しているベストウェスタンホテルです。
外資大手ほどではないけど、それなりにやってるみたいです。
客室清掃は「不特定多数が触れるところ」ですので、過信は禁物。
IHGグループ
特設サイト(別タブ)
当サイトでもよく紹介しているIHGグループ。
緊急事態宣言前は客船の関係で横浜の衛生基準だけ上がって他はイマイチって感じでしたが、今はこのルールで統一されてます。
泊まってると普通に清掃の人が消毒やってるのを見ます。
ホテルによっては「清掃・消毒済み」とか書いた紙が部屋に貼ってありますよ。
Hilton グループ
特設サイト(別タブ)
この特設サイト、中々細かく書いてあります。
Hiltonはデジキーも使えるので、これを気に使ってみるのも悪くないと思います。
アップグレードを度外視すれば、ウェブチェックイン+デジキーで、フロントでの手続きを最低限にできますね。
Marriottグループ
特設サイト(別タブ)
MarriottはPDFベースで凄く丁寧にまとめてあります。
Marriottは客室に除菌ジェルやスプレーもあるので、自分で清掃することもできそうですね。
従業員のトレーニングとかもやってるみたいですよ。
最後に
「絶対に安全」というものはありません
まず前提として、これらのホテルが危険であるということではないことを覚えておいてください。
この情報は、本当は載せたくありませんでしたが、恐らく危機感の低い方もいらっしゃると思うので、苦渋の決断の末に載せることにしました。
こちらをご覧ください。
グランドプリンス新高輪・予約部門で1名の感染者(4月)
ホテルメトロポリタンエドモント
レストランのアルバイト職員1名が感染(8月7日)
リーガロイヤルホテル 宿泊部門の従業員1名が感染(8月7日)
ホテルサンルート銀座 職員1名が感染(4月20日)
横浜ベイシェラトンホテル
レストラン・コンパスの従業員1名が感染(8月5日)
帝国ホテル
レストランサービススタッフ1名が感染(続報・8月7日)
この関係で見落としている情報はあると思いますが、目についたものだけを取り上げておりますので、ご容赦ください。
今回の記事でも取り上げましたが、「ちゃんとコロナ対策をしているホテル」ばかりです。
2020年8月現在、そういった状況でもホテル内部で感染が起こる状況です。
幸い、まだ宿泊した部屋からの感染者は確認が取れていない状況です。
ですが、実際にホテルのレストラン部門などで感染者が出ている以上、ホテルで食事をする際は最大の警戒心を持って臨むことをお勧めします。
私は5月末、6月と宿泊しましたが、高くついても全部ルームサービスにしてます。もちろん、「安全を金で買っている」という認識です。
それでも、「絶対に安全というわけではない」のが現状です。
旅行者はそれを認識した上で行動してください。
おまけ・最近気をつけてること
宿泊を控えてますが、出張などやむおえない時に気をつけてること。
おまけ・・・というか巻末付録ぐらいのイメージで参考までにどうぞ。
・アルコール濃度70%以上の消毒ジェル
・濡れティッシュ(除菌でなくても可能)
・ポケットティッシュ2つ(ジェルで拭く用)
・予備のマスク 日数分+2
【 気をつけること 】
・室内の何かに触れたら、洗うまで極力顔を触らない
・他人の仕事を過信しない
・ルームサービスは極力入り口で受け取る
・レストランやクラブラウンジは極力は利用しない。
・エレベーターは空いている時間に使う
ここに紹介したホテルに泊まっても、私は毎回チェックインしたら自分で消毒作業をします。
他人の仕事を過信しない、は前の上司の言葉ですが、大抵、他人の仕事をあてにするとろくな目に合わない事が多いのでやっているだけです。
清掃・消毒を徹底してやっていることは知っている。だが、消毒はまたやる! ステンレスが曇ったりとかしない限り!
ってノリでやってます。
そこまでやるなら泊まらなければいいのに・・・
と思ったあなた、大正解です。
まあ、ここに書いてあることはあくまでも一例ですので、「こういう人もいるのか・・・」ってくらいの感じで流してください。
それでは、また別の記事でお会いできたら嬉しいです。