この記事は、「普段、じゃらんとか楽天で予約をしている人」、もしくはまだ外資系ホテルの予約に慣れていない人を対象に書かれた記事です。
ここでは、高級ホテルにお得に泊まるために必要な基礎知識に関する情報が載っています。
項目0に概要が書いてありますが、基礎的なことなので「もう知っているよ」という人は、読み飛ばして各ホテル用のサイトをご覧ください。
0. 6つの方法・概要
- 早い時期に「前払い」で支払いをすれば安く泊まれます。
- セール時期を狙えば、「比較的」お得に泊まれます。
(ただし、だいたい前払い制が多いので注意) - 繁忙期に無料宿泊特典で泊まると、「とても安く」泊まれます。
- 会員特典や追加料金を使うと、「少しお得」に泊まれます。
- BF料金(後述)で割引に成功すると、「かなり安く」泊まれます。
- Mr.Rebatesなどのポイントサイトを利用すると、少しお得です。
以上の6つです。
ホテル慣れしてる人だと、「なんだ、そんなことか。見て損した」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
そう言う人用にはアップグレード戦略の記事とか、いろいろな会員情報の記事を用意していくので、ご覧ください。
1.ホテル料金体系の仕組み
これは一例として表示しておりますが、IHGの公式サイトで「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」のスタンダードルームを予約した時の予約画面です。
悪筆で申し訳ありませんが、走り書きで概要を書かせていただきました。
事前購入料金
じゃらんや楽天などにもありますが、いわゆる早割料金です。
公式サイトでは大抵、1週間〜3日前くらいまで表示されます。
ベストフレックス料金より、大体15〜20%割引になります。
「料金前払いで予定変更不可な代わりに安くするね!」って感じです。
利点は値段が安いこと。簡単に2割引になります。
欠点はキャンセル不可なこと。もし病気で行けなくなると泣けます。
向いている人:予定は確定済み。キャンセル料への覚悟も完了済みの人
向いていない人:著者のように、直前まで予定が変わりそうな人
特別料金
表示されてるのはコロナ期間中の特別料金ですが、
LTS(長期滞在向け)やLRR(レジャー/ご当地料金)などもあります。
開催は時期やホテルによってまちまちです。
詳しくは別ページに後日まとめます。
ベストフレックス料金
本サイトでは、「BF料金」と略して表示してます。
いわゆる「基本料金」みたいなものとお考えください。
じゃらんや楽天なら前日とか二日前。ホテル公式サイトからの場合、IHG, Hilton, marriottなどは「前日の夕方までキャンセル可能」です。
flexibleとは「柔軟」という意味ですので、まあ、「柔軟に変更可能な料金」っていう意味で捉えていいと思います。
BF料金に限り、IHGの場合は上の画面のように
・ ボーナスポイント
・ 割引料金の朝食
のどちらかをつけることができます。
ヒルトンの場合、「普通朝食付き料金」や「ダブルポイント料金」はBF料金を元にできています。ようは、BF+特典は独立してるわけですね。
利点はその名の通り、柔軟性。直前までキャンセル可、BPや朝食の特典。
欠点は料金の割引がない。まあ、正規料金なんだから割引はないよね。
2.セール期間を利用する
各ホテルグループ、一般旅行サイト問わず。セールを使えば安くなります。
特に一級のセールはまじやばいです。「会員特典を享受できない」くらいしか欠点がないです。なお、一休ダイヤモンド会員は少し特典を受けられますので即欠点も一部消えます。(笑)
セールは不定期ですので、このセール期間に予約をすれば安く泊まれます。
ただ、割引率は「あらじふ計算」で大体25〜40%割引が多い気がします。
ここで「ヒルトンとかよく50%OFFセールやっとるじゃないですか!」と思った人もいるかと思いますが、見事にヒルトンの術中に嵌ってます。互いに注意しましょう。
原則として、セール期間中はBF料金が高く設定されてます。
どこのホテルグループでもあまり変わりませんが、基本的にセール期間中のBF料金は高めに設定されてます。つまり数式で書くと、
元々高めに設定されているBF料金 × (1-割引率)=セール料金 です。
1年中暇な時にホテル料金を眺めている私の主観ですが、ヒルトンの50%オフセールでも平時なら4割引行くかどうかでは? と思ってます。
(これは私の主観を含めているので、話半分程度で聞いてください)
なお、一番損なのはセール時にBF料金で泊まることです。
これを知らずに泊まってしまうと非常に悔しいので、これは絶対しないようにしましょう。
なお、このセール料金ですが、ヒルトンはほぼ確実に全額前払い制。
IHGも大体前払い制ですが、時々BFと同じキャンセル規定のもあります。
予約をするときは、必ずキャンセル規定を確認してから予約しましょう。
3.値段が高い日に無料宿泊特典を利用する
私が過去に行って超大規模な割引の発生した無料宿泊は2回。
- ストリングス東京年越しのんびりツアー
- ヒルトン東京ベイで「舞浜夢の国 年越しカウントダウン」ツアー
以上二回です。クリスマスなど、半額程度の割引は除外してます。
上の二つを、メモをもとに算出した割引額は以下の通りです。
それぞれ、過去のとある年の大晦日に宿泊してます。
- 定価:¥120,000(大体) ポイント:55,000利用(単価¥0.6/P)
特典:アンバサダー特典あり 割引額:¥87,000(72.5%) - 定価:¥150,000(大体) ポイント:80,000利用(単価¥0.6/P)
特典:ゴールド特典あり 割引額:¥102,000(68%)
(ポイントはドル換算を加味して 0.6/P で計算)
宿泊料金の高騰する日、特に大晦日に無料宿泊特典を利用すると、大規模な割引が狙えます。
ちなみに、あらじふは2020年の大晦日に関して「コロナの影響でキャンセルできる形で既に手配済み」という状況です。
基本的に無料宿泊特典はBF料金と同じ前日までキャンセル可能なものですが、大晦日などの特定日にヒルトン東京ベイなどの特定のホテルを使うと「全ポイント前払い」などになるケースもあるので、必ずキャンセル規定を確認しましょう。
無料宿泊に関しては以下のページをご覧ください。
4.会員特典や追加料金を使ってみる
会員特典のいろは
marriott, Hilton, IHG, Hyattなど、外資系ホテルは基本的にお得意様優待のサービスを持ってます。
「あなたは今年◯回泊まったから、来年末までゴールド会員です!」
「ゴールド会員さんには2時までのチェックアウト延長を無料にして、もしいい部屋が空いてたら無料でアップグレードしてあげます!」
まあ、概ねこんな感じです。
年に何回も泊まらなくても特別なクレジットカードやホテル独自の有料会員サービスに所属していると、その特典を享受できます。
各ホテル、会員特典には特色があるので、各ページで説明します。
追加料金を払ってみよう
ホテルによっては当日に有償・・・ようはお金を払っていい部屋にアップグレードしてもらうと、割引した料金でアップグレードしてもらえることがあります。
私は「Power is money(以下PIM)方式」なんて呼んでますが、これは無料宿泊した時に真価を発揮します。
例えば、スイートに格安でアップグレードできた。
当日のラウンジアクセス付きの部屋が空いてたから差額払って泊まれた。
宿泊費を浮かせている分、他のところで少し余計にお金をかける。
安い部屋で細々と大晦日を過ごすより、贅沢にラウンジをつけたりスイートで過ごした方が気分がいいと、あらじふは思っています。
そんな一押しをこの追加料金で実現できることもあります。まあ、ホテルや部屋の空き状況には左右されますが。
ただし、PIM方式は「閑散期」に真価を発揮します。
詳しくは無料宿泊やアップグレード戦略で触れます。アップグレードの記事はこちら。
あと、有料会員サービスに興味がある人はこちら。
損益分岐点の計算をお手伝いしますよ。
5.ベストレート保証を利用しての割引に挑戦する
どこの外資系ホテルでもこぞってやっていることですが、「ベストレート保証」という制度があります。
小難しい規則を掻い摘んでいうと、
まあ、諸説ありますがこんな感じじゃないかと思います。
この規則がクソ面倒であれなんですが、じゃらん、一休、楽天とか「会員制の予約サイト」は除外しており、それ以外から探さないといけません。
私を含めて、多くの人は「Trivago」や「Trip advisor」とかを使ってるみたいですね。
下に各グループの特典状況と申請フォームへのリンクが貼ってあります。
欠点は、簡単に見つかるものではないし、狙って行えることでもない。
あったらラッキーくらいでいいかもしれませんね。
6. Mr.Rebatesなどを使ってみる。
昔はさることながら、今はそれほどお得ではありません。
アメリカの有名なポイントサイト、Mr.Rebates経由で予約をすると、少しだけポイントバックします。
昔は6〜12%と中々良いポイントバックも平然とやっていたので、paypal口座を作ったりとか面倒くさい手順をやる価値もありましたが、今は3%の還元しかないので、国内のポイントサイト経由でもいいような気がします。
HiltonもIHGも、今は3%キャッシュバックみたいです。
やらないよりかはやったほうがマシって感じですが、今はモッピーでIHGが1.5%、マリオット4%なので、そちら経由の方がいいかもしれませんね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
このページはさわりの部分だけ解説させていただいてますので、会員サービスや割引、宿泊テクニックなどで興味あれば、他のページも見てくださいね。
本サイトのモットーは「損益分岐点が一目でわかる書き方」です。有料会員サービスやクレジットカードでも、自分が得するものを選定して使えるよう書いていきます。
では、縁が合ったらまたお会いしましょう。
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