【この記事の対象者】 ・ホテルでの寝が浅い人 ・ホテル修行とかが好きな人 ・ホテルステイが好きだったり、出張が多い人
※初心者さん向けの記事
前書・何故ホテルでは眠りにくいのか
仕事でビジネスホテルに泊まってもあまりよく眠れない。
ホテル修行でちょっといいホテルに15泊してるけど眠りが浅い。
せっかく良いホテルに泊まっているのにあまりよく寝れなかった。
この記事を読んでいるということは、読者賢君の皆様は過去にこういう経験がある方だと思います。
かくいう私も、2020年初頭までは国内線だけでANAのSFCになる程度の出張族。
更に、趣味がホテルステイなので1年でそこそこの回数ホテルに泊まる人間です。
それこそ、仕事と趣味を合わせればアパホテルからリッツ・カールトンまで様々なホテルに泊まります。
私はホテルをリフレッシュする場所として主に活用していますが、ホテルにはもっと根本的な役割があります。
ホテルは寝る場所です。(当たり前)
かくいう私もホテル修行していて寝付けなかったり、凄くいいホテルに泊まってもよく寝れなかったりとかそういう経験はよくあります。
特にビジネスホテルなどは寝具の質が高級ホテルより劣るため、眠りが浅くなりやすい。
この記事は、私の経験をもとに「ホテルにおける睡眠の質の向上」を模索する記事です。
あなたがホテルに泊まるとき、ぐっすり寝るためのヒントになれば幸いです。
眠りの質は育てるもの
私の例で恐縮ですが、私がよく眠れるのは
アンダーズ東京 > ハイアット横浜 > インタコ横浜 > 家
こんな感じです。
そして、これは万人に当てはまる物ではありません。
まず、前提として読者賢君の皆様に覚えていただきたいことがあります。
ホテルの眠りの質を向上するのに必要なのは、
1. ホテルとの相性 2. 眠りの質を「育てる」行動
この二つだと考えています。
まず、最も重要なのはホテルとの相性です。
経験上、ホテルと自分の眠り方の相性が悪いとどれだけ良いホテルでもよく寝れないことがあります。
私の場合は、インターコンチネンタル横浜Pier8やリッツ・カールトン大阪です。
Twitterでの私の呟きを見ている人は、私がよくこの二つのホテル絶賛するので少し意外でしょう。
この二つは「よく寝れなくても行く価値が十二分にある」と考えているので時々行くことがあります。
ですが、一度も熟睡できたことはありません。
人によって、ホテルと眠りの質の相性は、それほど重要な物です。
次に重要なのは、眠りの質を「育てる」ことだと思います。
私も最初から上記のホテルでよく眠れたかと言いますと、そういうわけではありません。
アンダーズ東京だけはちょっとありえないレベルで相性良かったので初めから爆睡でしたが、これはもう本当に稀です。
最初は夜中に何度か起きることがあっても。
様々な試行錯誤を行い、眠りの質を育て、やがて爆睡できるようになる。
これが重要です。
私はハイアット修行時代、ホテル修行をしながらハイアット横浜で眠りの質を育て続けていました。
その結果、現在は定宿であるこちらで家よりもぐっすり眠ることができます。
では、続いて眠りの質を育てるのに大事な4つのポイントを見ていきましょう。
ポイント1・枕の選定と寝具について
これから私は凄い恥ずかしい話をします。
高級ホテルに泊まると、大体この写真みたいな形で羽毛枕が二つ立てかけてあります。
ターンダウンサービスなどがあれば、客室係さんがこれを横たえ、眠れるようにしてくれるでしょう。
かくいう私も最初はその羽毛枕を使っていました。
しかも、2枚で1組なのにわざわざ1枚で使ってました。
もちろん、それで枕の高さが合う人はそれで良いのですが、私は合わないので毎回首が痛くなるのが日課でした。
そのうち、蕎麦殻枕を借りるようになると首を痛めることもなくなり、比較的よく眠れるようになります。
それから5年。(ここ重要)
ハイアットの枕はIHGより比較的ふかふかな物が多いので、試しに二つ重ねて寝てみました。
なんかもう、家よりも快適に寝れて凄く後悔しました・・・
5年間も何やってたんだ、自分って本気で思っています。
閑話休題。
元の話に戻りますが、ホテルで寝る時の枕は非常に重要です。
高さが合わないと首が痛くなりますし、肩こりの原因になります。
最近はスーパーホテルとかアパくらいでも普通に何種類か揃えていますので、色々試して見て自分に合う枕を見つけることが大切です。
原則としては、お家で使っているものと似ている物がいいでしょう。
普段羽毛をお使いなら羽毛。蕎麦殻なら蕎麦殻。
ただ、ベッドの柔らかさとの相性もあるので、気になるなら客室係さんに聞いてみるといいです。
高級ホテルに泊まっている方の場合、客室係さんに「枕を選びたいから何種類か持ってきて少し待ってください」というと、部屋の外で待ってくれます。
これを行うと一気に手間が割愛されますね。
また、寝具の質は概ねホテルの質に比例します。
こればかりはどれだけ頑張っても避けようがありません。
アパホテルのベッドシーツとリッツ・カールトンのベッドシーツでは天地の差があります。
しかし、いくらシーツの質が良くても眠れるとは限らない。これが恐ろしいところなのです。
(過去、東京でアパ→リッツ・カールトンとホッピングした男の感想です)
ただ、人によって硬めのベッドが好みとか柔らかい方が好きとかあると思うので、それは自分の足で確かめましょう。
ポイント2・照明と空調の調整
私がホテルの方が家より寝れる理由は空調が常に好きに使えるからでしょう。
我が家は祖父が建てた少し古い家で、冬場は暖房を夜中の間かけていても少し寒い感じの家です。
ですが、ハイアットやインタコは窓辺こそ寒いですが、それ以外の場所はしっかりと暖房が効いていてふっくらします。
寝る時の体温調節はとても大切です。
この部屋ではどれくらいの温度が寝やすいのかを季節ごとに調整し、把握する。
これも眠りの質を育てるのに重要な要素だと思っています。
また、私みたいに明かりが気になる人は照明が重要になってくると思います。
実はこの照明というのが曲者で、ホテルのブランドによって、また建てられた時期によって精度が異なります。
大雑把に部屋ごとに消えるホテルもあれば。
入り口・ウェットエリア・ベッドエリア・窓際と区分けされているホテルもあります。
ブライト・ムード・ナイトと3段階くらいで明るさを調整できるホテルもあります。
そして、私はこの照明との相性が悪いと寝れないタイプの人間です。
原因は生活スタイルが違う彼女が一緒に泊まっているからでしょう。
自宅の時は違う部屋にいますが、ホテルで普通の部屋に泊まる場合はそうもいきません。
私的に照明が細かくて助かったのはアンダーズ東京やリッツ・カールトン京都です。
これくらい細かく調整できると凄く助かるんですよね・・・
ポイント3・運動してから寝る
これは高級ホテル基準ですが、寝れなさそうなホテルでは運動してから寝るっていうのが凄く効果的です。
私はパークハイアット東京では夕飯後、眠る30分前までにクラブ・オン・ザ・パーク(上の写真)で少し運動します。
寝る30分前に運動を終えると寝るまでの間に基礎体温が下がり始め、結構ぐっすり眠れますよ。
(基礎体温が下がると寝れるっていうのはNHKのチコちゃんでやってました)
もちろん、激しい運動をすると逆に寝れなくなるので軽くウォーキングしたりするのがおすすめです。
ここに限らず、眺めがいいフィットネスはあちこちのホテルにあるので、結構おすすめですよ。
運動した後はシャワーとか浴びたくなりますが、浴びると逆に眠れなくなる場合もあるのでそのまま寝るのがおすすめです。
お風呂は運動する前に入っておくことをお勧めします。
それでも寝る前は汚いのが嫌って人は、うちの彼女みたいに濡れタオルで軽く拭くと良いと思いますよ。
お酒に頼れば寝ることもできると思いますが、あまりお勧めしません。
お酒に頼って寝ると、お酒がないと寝れない体になってしまいます。
あくまで、適度な運動とかが健康的で良いと思いますよ。
ポイント4・生活習慣は乱さない
ホテルに来たら家族や友達と夜更かしする・・・
せっかくの旅行ですので気持ちはわかりますが、こういう時は思いの外、いつも通りに寝た方がいいケースが多いです。
もしあなたがホテル修行とかビジネスで長期宿泊する場合、これは特に守るべきポイントだと思います。
私も昔はよくホテルに来ると夜更かししたりしてましたが、今は普通にいつも通りの時間に寝ています。
いつも通りの時間に寝て、いつも通りの時間に起きます。
そうすると、何が起こるのか。
睡眠の質云々の前に、朝食を比較的空いている時間に食べられますよ。
基本的に朝食会場は8時過ぎくらいから混み始め、閉店近くまでずっと混んでる、ってのが定石です。
そこを開店直後の6時半や7時に行くと・・・かなり空いてます。
特に高級ホテルの平日とかマジやばいですよ。
早起きは三文の徳と言いますが、ホテルではこれがモロに生きます。
・上の写真のような朝焼けが見れる
・朝ごはん会場が空いている
・人がいないホテルで好きなだけ写真が撮れる
これだけのメリットがあります。
そして、生活習慣を乱さないことは睡眠の質にも大きく影響します。
いつも通りの時間に寝て、いつも通りの時間に起きると比較的頭がさっぱりしますし。
何より重要なのは、朝になれば日が登るってことです。
「何を言ってるんだお前は」とお思いの方もいるでしょうが、これは凄く重要です。
ホテルの部屋から太陽への向きも、カーテンの質も、あなたの家とは異なります。
我が家みたいに雨戸があれば、もっとそれは顕著です。
もしあなたが泊まっている部屋が日が登る方で、さらに夏の場合、朝6時くらいにはもう部屋はそこそこ明るくなりますよ。
明るくても寝れる人なら問題ありませんが、私みたいにある程度暗くないと寝れない人はガチできついです。
私自身、それで寝不足気味になって翌日の旅程に影響が出たなんてことは一度にどの話ではございません。
ですので、生活習慣を乱さず、いつも通りの時間に寝ることをお勧めします。
最後に・結局慣れることも大事
最後に、眠りの質を育てることで一番大事なのは「慣れること」だと思います。
私自身、何回も泊まっているうちに「ハイアットやインタコで寝やすいように体が調整されてる」ように感じます。
私が修行を定宿にするホテルで行うことを勧めているのは、なんと言ってもこれです。
修行が終わることには、すっかりとそのホテルで寝やすい体になりつつあるはずですよ。
では、今日はここまでです。
また別の記事でもお会いできたら嬉しいです。