【この記事の対象者】
・2021年−2022年に行われたパークハイアット京都の年越しイベントを知りたい
・グローバリスト会員でパークスイートを狙っている
・京大和朝食の正月メニューが知りたい
・年越しステイの魅力知りたい
スイートアップグレードアワードを承認してくださった責任者様。
滞在時、様々な局面で私の滞在をサポートしてくれた皆様にこの場で御礼申し上げます。
この前日、リッツ・カールトンの宿泊はこちら
前回のパークハイアット京都の滞在記はこちら
前書・「年暮る」ような年越しを求めて
嘗て、東山魁夷先生が京都ホテルオークラの客室から書いたこの絵は、私にとって「理想の年末年始像」でした。
京洛四季の一つに数えられ、「冬」を代表する東山先生の大作。
この絵は、東山先生がこの絵を描いた1968年当時、ホテルオークラから見えた景色・・・ではありません。
これは、近代化が進み移り変わる京都の街並みを見ながら、先生が幼少期に過ごした美しい京都の街並みを描いたものです。
つまり、これは先生の記憶の具現化であり、風景画ではありません。
しんしんと降る雪は静かに、暗い絵のはずなのにどこかに力強さを感じる。
「近代化が進み、古き良き京都が失われております。美しき京都を残してください」
この連作を勧めた川端康成とそういうやりとりがあったかは明確ではありませんが、似たような思いがあったとは聞いております。
そして、私はこの絵を美術館で初めて見た日から、この風景に憧れを抱くようになりました。
いつか、雪が積もる京都で新年を迎えたい。
閑話休題。では、本編に行きます。
到着〜チェックイン
いつもならアップグレード結果に一喜一憂する宿泊日の朝ですが、その日の私は少し違いました。
今回の宿泊はポイント宿泊にスイートアップグレードアワードを使い、パークスイートで確定していたのです。
スイートアップグレードアワードは無料宿泊だと却下される恐れがありましたが、なんとホテル側からはOKのお返事。
レイトアウト不可、連泊時の清掃不要が条件でしたが快諾しました。
(連泊不要はこちらから言いました。言えば清掃などはできたと思います)
承諾されたのはまだ10月でしたが、まさか承諾されると思わなかったので流石の私もびっくり。
彼女と一緒に万々歳しました。
そんなわけで、リッツ・カールトンの美味しい鉄板焼きに感動しきった後、タクシーに乗ってこちらにやってきました。
私が名前を伝えるとスタッフさんたちが機敏に動いて荷物を運んでくれます。
パークハイアットのことだし、これは部屋に着いたらもう荷物があるな。
そんな謎の信頼があるのが、パークハイアットなど最高級ホテルのすごいところです。
門にはひっそりと新年の飾り付けがあります。
写真はもちろん後日の夜、人の少ない時に撮ったものです。
到着時はスタッフさんの他に数人のお客さんがいらっしゃいました。
スタッフさんについて、ホテルの中へ入ります。
この門〜ホテルまでの空間が本当に好きです。
パークハイアット東京でもある、「別の世界に通じてるような演出」に近いものを感じます。
今回は独特な天候だったので昼間でもいい写真が撮れなかったので、夜の写真が中心です。
ホテルエントランス。
写真で私が立っている後ろがホテル、右手は入り口、正面がKYOTO BISTROです。
ここは検温機などなく消毒だけですが、入る時に監視カメラで温度を測られています。
もしも熱があったらスタッフさんにこっそり呼び止められるそうですよ。
(前にメールで質問したら、そういう回答でした)
リビングルームは今日も綺麗ですね・・・
お客さんは春はいなかったけど、この時はそこそこいました。
私はグローバリストですが、一時的にこちらで待機です。
少し待機したらスタッフさんがきて、「では、お部屋でチェックインですのでどうぞ〜」と案内してくださいました。
ここのエレベーターは部屋の鍵をかざさないと客室階に止まらないタイプなので、セキュリティも万全。
今日の客室は2階なので、前回みたいにティーラウンジを通っての乗り継ぎはなしです。
驚くべきことに、廊下の写真を撮り忘れていました。
そんなわけで、本日のお部屋はこちら。
パークスイート209号室となります。
お部屋紹介
パークハイアット京都のパークスイートは二通り存在し、公式サイトの間取り図は307など良いタイプのものです。
スイートアップグレードを使うと良いタイプは不可で、壁ビュー&庭付きのタイプで確定となりますので注意。
八坂の塔が見たい場合は定価でいいスイートを取るか、無償UGを祈りましょうね。
部屋に入るなり、まずは玄関のスペース。
この入り口の横にある引っ掛け棒が便利で、コートはここにハンガーでぶら下げてました。
まずはチェックインをしないといけないので、スタッフさんとリビングルームへ向かいます。
68平方メートルって若干狭くない??
なんて思いましたが、実際に暮らしてみると普通に快適でした。
ここはクロームキャストも万全だし、意外にこの構図ってテレビを見てのんびりするのが楽なんですよね。
リビングルームはご飯を食べる他、のんびりしたりするのにも普通に使ってました。
閑話休題。
スタッフのお姉さんのもと、チェックイン手続きや年末年始イベントの案内などがあります。
レイトアウト不可とここで再度念押し。もちろん快諾。
【12月31日】
・年越し蕎麦の提供(KYOTO BISTRO)
・生演奏(3回・内1回はカウントダウン)
【1月1日】
・琴の演奏
・ピアノ演奏
・振る舞い酒
大体は前もって聞いている情報でしたが、カウントダウンパーティー常備なことにびっくり。
アーティストの和紗さんという方は存じ上げませんでしたが、地元のシンガーソングライターの方のようです。
うん、年越しイベントってこれくらいでいいですよね。
ヨコハマグランドみたいに多いのも、ストリングス東京みたいに全くないのも嫌なので、丁度いい感じでした。
閑話休題。
チェックイン手続きと案内が終わるとお姉さんが退室し、部屋の探索タイムです。
まずはホリデーシーズンのウェルカムスイーツ。
前回来たより豪華でテンション上がります。
リビングにはいつもの棚と冷蔵庫。
お水が瓶なのは本当に凄い。
この棚の下には引き出し式の冷蔵庫もあります。
玄関入ってすぐ右手にはトイレがあります。
209と同タイプのスイートはトイレが二つあるんですよね・・・
入り口の方のトイレは彼女が常時占拠してました。
玄関から正面に進むと、ウォークインクローゼットのエリア。
こういう着替えるスペースのある部屋、大好きです。
左手はハンガーエリア。
続いて右手はスリッパとか、空の棚がたくさん。
連泊するにあたり、この棚がすごい重宝しました!
衣服を入れてそのままお風呂に行けるので、わかりやすくて良かったです。
アイロンもあったけど、私はランドリー出したから使わなかった。
パジャマ、浴衣、ランドリー用の袋と靴磨きの袋はこちらにありました。
ウェットエリア。
なんと、この辺は床暖房が効いていて素足だと暖かかったです!!
下着とか干したらすごい勢いで乾いた・・・すごかった。
ウェットエリアの左手。
棚とかタオルとかバスロープとか。
バスロープはバスハウスに行くのに重宝しましたね。
ウェットエリア右。
ダブルシンクで使いやすい。
このデザインも結構好みですね。
洗面台の右手には二つ目のトイレ。
こちらは狭いから私専用でした。
(´・ω・`)
お風呂場。バスタブもシャワーもいい感じ。
洗い場も広く、見かけの割に使いやすいですね!!
これは普通の部屋と同じかな?
あまり変わった感じがしないですね。
ベッドルームも機能性ばっちり。
枕元に充電スペースもあるし、流石の配置です。
椅子はハイアットによくあるチョウスワリヤスイイスです。
こちらのお部屋の場合、先ほどからちらちら見えているお庭がついています。
お庭。こちらのお庭は座るところとかも特になし。
彼女とは「外の景色見えないけど、まあ仕方ないか」なんて話していました。
このお部屋が本気を出すのは・・・翌日です。
雪降るプライベートガーデン
元旦の京都は元々雪の予報でしたが、大晦日は朝からちらほらと雪が降り始めていました。
サウナで整ってさっぱりした私は、外の光景を見て思わず「あっ!」と叫んでしまいます。
ちらほらと降る雪は地面に積もりほどではありませんが、なんの変化もなかった庭を静かに彩り始めます。
大晦日から元旦にかけて、このお部屋に降る雪を観れるのは我々だけです。
2人中よくその特別感に酔いしれながら、うっとりと雪を眺めていました。
雪は静かな空間と相まって、静かに降り続けています。
もちろん、八坂の塔が見える部屋であれば雪降る街並みが見えたでしょう。
ですが、これはこれで大変乙なものでした。
まるで2人で京都の隠れ家に来たような気分です。
では、次はお食事関係のお話です。
レストラン、ルームサービス朝食
我々が利用したのは八坂のディナー、リビングルーム、ルームサービスの朝ごはんの3種類です。
本当なら八坂はランチも食べる予定でしたが、下に書く事情で取りやめをしました。
八坂でのディナー
八坂さんには彼女の誕生日の時に訪れており、とても素敵な体験ができたレストランです。
そのため、私も彼女も鼻歌まじりの上機嫌でここまでやってきました。
ただ・・・今回はなんとも「間が悪い」利用になってしまいました。
あと、注文の仕方を間違えましたね・・・
八坂はこのような感じでカウンター式になっています。
特に私たちが言ったディナーの時間は2部屋ある部屋の片方しか解放していなかったです。
更に・・・パーソルディスタンスなしでこの空間が満席状態になります。
当時はオミクロン株が拡大し始めている時で私も彼女もかなり警戒している状況でしたので、この状況には「ひえっ」となりました。
以前滞在した時は平日で1部屋貸切状態でしたし、パークハイアット東京が結構しっかりとやっているので、ここも当然やっていると思ってたんですよね・・・
少し席の間隔があるならまだしも、肩が並ぶ環境では緊張してしまって食事が楽しめませんでした・・・
これに関しては確認すれば教えてくれたと思うので、私の確認不足ですね。
そんなわけで、2人でビクビクしながら食事に。
ここで食べるとついてくる前菜。
前回食べた時、八坂パンケーキはうちの人に合わなかったのでパンケーキなしでアラカルトに。
フォアグラのソテー、ビーツと柘榴。
フォアグラは私も彼女も大好きですが、甘いってなんか複雑・・・
好きな人もいるでしょうが、完全に相性が悪かったです。
イカとプーダンのノワール。
プーダンが合わなかった。
(好きな人は大好きな味だと思います)
ラングスティーヌとアサリのラビリオ。魚料理まではひとまずシェアしてます。
これで彼女が気に入れば追加でもう一皿彼女用で注文する予定だったのですが、ヒットなし・・・
鹿の背ロース。鹿にしては柔らかかった。
ただ、鹿と並行して彼女のステーキも作ってもらってましたが、鹿の調理時間が長くなって牛肉はパサパサに。
前に食べた時はあんなに美味しかったのに・・・と過去最高レベルにしょんぼり。
ここら辺で流石に阿呆の私も間違いに気づきました。
ミラノグリルもニューヨークグリルも、例えメニュー名を知らなくても行く度にニコニコ笑顔になるような美味しい料理を提供してくださいます。
でも、フレンチとか食べ慣れない分野においては、その限りではありません。
私はこの時まで「高いレストランに行くと、何も考えなくても万人受けするおいしいものが出てきて当たり前」と思ってましたが、そうではないことに気づきました。
ちゃんとメニュー名を見て、もっと勉強すれば「今季のメニューは合わないみたいだな・・・」と回避できた問題です。
それに、普通にこういう料理が好きな人もいると思います。
私たちが合わなかっただけです。
シェフさんたちも常に忙しそうで前回のように談笑できる空気もなく、お勘定を払って退散しました。
金額は京大和のランチ2人分と同じくらいです。
個室なら京大和のままでよかったのでは?
+ ランチの鉄板焼きの方が安かったのに満足度が高い。
普段あまり食事にお金をかけないタイプなので、1人2万円超えの贅沢な夕飯で采配ミスしたことにマジで凹みました。
かなり本音で書かせていただきましたが、これは完全に私のミスでしたね。
もう、単純に、「タイミングが悪かったってやつだな・・・」って印象です。
メニューを見ただけで「これ美味しそう!」って思える時期の空いてそうな日に行けばよかった・・・って今は思います。
かなり楽しみにしていたのでチェックアウト日のランチも予約してましたが、メニューが一緒だろうし、混んでそうなのでキャンセルしました。
お店には迷惑をかけたくなかったですが、食事を楽しめないと本末転倒ですしね・・・
1日目は私の認識不足でマジ凹みモードでしたが、ここから先は常に上り調子ですのでご安心ください。
ルームサービスの朝食
翌朝はまだどんよりとマジ凹みモードでしたが、サウナでリフレッシュ。
バスハウス、初日は混んでましたけど早朝は貸切状態でしたね・・・
進撃の巨人のコミックに書いてあったサウナの入り方やったら見事に整って最高でした。
ネガティブモードから脱却し、朝ごはんのお時間です。
ちょうど雪が降っていたこともあり、雪が降るお庭を眺めながらも朝ごはん。
ここの朝ごはんが絶品なのは前回学習済です。
雪が降るお庭を見ながらの朝食はプライスレスでした・・・
朝ごはん!!
リッツ・カールトン日光ほどの豪華さはありませんが、一品一品が丁寧で相変わらず美味しい!
メニューは前回と概ね同じでしたが、全てのおかずが美味しくてご飯が進む進む。
彼女は基本少食なのですが、この時ばかりは器のご飯もぺろりと完食しました。
お正月
お正月はもちろん特別仕様!
彼女は洋食に変更し、私は和食のままって感じです。
ここにくると和食ばかりに目が行きますが、ここって洋食の朝ごはんもすごくおいしいですからね。
目玉焼きは半熟、ソーセージやハム、スモークサーモンやチーズまでうまうまって食べてました。
一つ気になったのは、注文時にスタッフさんに「目玉焼きは片面焼き」って言ったら「?」って顔されたこと。
そういう言い方を教えてくれたのってパークハイアット東京のスタッフさんなのですが・・・
お正月シーズンの限定和定食!
リッツ・カールトン日光の和朝食は見た感じ「豪華なお節」って感じですが。
こちらは、「ザ・日本の正月飯」って感じ。
前は日替わりで3日ローテでしたけど、今は毎日同じやつなのかしらん??
あまり高価なものが入っているイメージはないけど、お魚からお赤飯、お雑煮に至るまで手が混んでいてめちゃうま!
今回はこれ以外のルームサービス注文しなかったけど、お部屋なら人いないし、もっと頼めばよかったなと思います。
リビングルームのアフタヌーンティー
観光で買ったお菓子がたくさんあったので、お昼は食べずにお菓子をモリモリ。
夕方にリビングルームでアフタヌーンティーを食べ、夜食に年越し蕎麦を食べようとなりました。
時間が遅かったこともあり、幸いリビングルームにいるのは我々と1組くらい。
空いていてホッとしました。
アフタヌーンティーのメニュー。
最初にクロケットってなんだっけ?と思いましたけど、メンチカツぽいやつでしたね。
「帆立貝と蕪のタルタル イクラ添え」と「赤スグリとラズベリーのエクレア」
ここはフードとデザートが同じお皿で出て、毎回それにペアリングするお茶が出てきます。
これが最高に好みでした・・・もうこのお皿の時点であたりを確信。
「キャビアとパルメザンチーズのムース」と「冬野菜のテリーヌ」
野菜だけのテリーヌって何気に初めてかも?
これはこれで美味しかった・・・お茶もあまりにも美味しかったのでおかわり。
スパイスアイスとプラリネの最中、だそうです。
アイスは冷たく、モナカはサクサク、プラリネが何かは知りませんが美味しかったです。
近江牛のクロケット 黒トリュフ 卵黄のコンフィ
美味しすぎて開眼した。
「ロブスターリゾットのクロケット 生雲丹を添えて」っていうのもありましたけど、それも食べればよかった・・・
スタッフさんが「結構量あるから、追加料理は後にした方がいいですよ」と最初に言ってましたけど、正解ですね。
かなーりボリュームありました。
あまおう苺とシャンパンのグラニテ。
うちの彼女はお酒がダメなので、ノンアルコールに。
さっぱりと、かき氷みたいに消える口溶けが面白くて好き。
最後は栗とバニラのスフレ。
サクサクと上のスフレを崩して、ハフハフ食べました。
ここのティータイム、全体的に美味しくて大満足でした。
のんびりと食後にお茶を飲みながらゆっくりしていたら、突然生演奏のリハーサルが始まりました。
その頃には周りのお客さんはいなくなり、広いリビングルームにスタッフさんたちと私たちのみ・・・
「そういえば、今日は生演奏があるんだっけ」
2人でそんな話をし、お茶を飲みながらのんびりと歌を聴いていました。
その際にうちの彼女が凄く歌手さんの歌を気に入ってしまい、結果として、3回の生演奏は全て参加することになりました。
それに関しては後述します。
KYOTO BISTROの年越し蕎麦
KYOTO BISTROに21時半に行くと、年越し蕎麦の提供が始まっていました。
宿泊者無料で食べれて、量はそんなに多くなく、「飲んだ後の締め」って感じです。
外から来てそうなお客さんもいたような気はしますが、よくわかりません。
京都といえばこれだよね、なんて言いながら蕎麦を啜ります。
外を見ると、雪がパラパラと降っていました。
傘を持って足速に歩く人々を横目に、2021年最後の食事を終えます。
年越しイベント
カウントダウンライブは3回に分けて行われ、うちの彼女が気に入ったため、3回とも参加しました。
先の2回は前列の方を歌手さんのファンの方々が占めていて、我々は後ろの方からのんびり見ます。
見る際、「最低でも1ドリンク注文」と言われ、紅茶を注文します。
アフタヌーンティーのお茶が格別に美味しかったので注文しましたが、紅茶も当たりでした。
私は根っからの紅茶党ですが、こう言ったホテルでは普段コーヒーを注文します。
その理由は単純に、おいしい紅茶が飲めないからです。
私はほぼほぼどんなものでも「うまいうまい」って食べる貧乏舌ですが、紅茶だけは鍛えられすぎています。
なにせ、大学時代の溜まり場の店長がスリランカまで茶葉を選びにいき、毎月しっかりとしたところで修行している紅茶の鉄人。
一流ホテルの紅茶でもあまりおいしいのは飲んだことがありませんでしたが・・・
久しぶりに美味しい紅茶飲めた。これから京都来る時にここ寄らないと(使命感)
こうなりました。
最近、紅茶が飲みたい時は江ノ島に行かないと飲めませんでしたが、この味なら申し分なし。
これからは違うホテルに泊まってても京都に来たら必ずリビングルーム行きます。(鉄心)
閑話休題。
1回目と2回目は年越し蕎麦の合間に。
歌手さんのオリジナル曲や、有名な歌のカバーを織り交ぜながら。
非常に声が綺麗な人で、私もすっかりといい気分になっていました。
そして、少し仮眠を挟んだ後の3回目。いるのは宿泊者のみです。
いくつか前にも聴いた歌が歌われ、最後の方の選曲が「上を向いて歩こう」でした。
この曲は、私と彼女にとって特別な歌の一つでした。
まだ同棲する前、川崎駅で別れるたびに、駅のホームで流れるこの歌のメロディを聞いた覚えがあります。
カウントダウンが終わった後彼女に聞くと、彼女も同じことを思い出していたようでした。
新年の時間が近づくとシャンパンがゲストや歌手さんに振る舞われます。
歌手さんがカウントダウンを始め、カウントがゼロになると、
「ハッピーニューイヤー!!」
と、スタッフさんたちの大盛り上がりな声が届きました(笑)
我々の方も盛り上がってましたがスタッフさんたちの盛り上がり方は凄まじく、こちらまで嬉しい気分になってきます。
そんなこんなで2021年は終わり、2022年に。
パーティが終わると彼女と部屋に帰り、混雑するであろう初詣は諦めて眠りにつきました。
「年暮る」京都を求めて
翌朝目を覚まし、バスハウスへ。
珍しく彼女もついてきました。
前日したようにサウナで整うと、さっぱりした気持ちで朝ごはんへ・・・
行く前に、ふと思いつきました。
雪、屋根の上に積もってるんじゃないのか?
そう思い、部屋で着替え、コートを着ると4階に向かいました。
部屋からは外の景色が見えないので、前に八坂のシェフさんにおしえてもらったこちらへ。
琥珀の前まで来ると、思わず2人で「わぁっ」と叫んでしまいました。
私が夢見ていた京都の姿がありました。
いつか、年末年始に年越しをしてみたかった京都です。
ちょうどこの辺はビルとかがなかったため、八坂の塔の後方まで見渡せます。
あまりの景色に私も彼女も言葉を失って見惚れていました。
後ろを見ると、京大和も雪で覆われていました。
私たちの他にも何人かやってきて、写真を撮ったり、少し私たちと話したりして部屋に戻って行きます。
曇り空が消え、太陽が登り始めると、景色が色づいてきました。
私がずっとみたかった光景をみえて、若干感無量でした。
そうしているうちに、初日の出が上がってきました。
パークハイアット京都から初日の出を見れる位置は、琥珀と八坂の間の空き地くらいしかありません。
実はこの方角も計算に入れてここにきましたが、見事にドンピシャでした。
霊山護国神社のある山を越えてから見えるので、日ので時間よりもかなり遅い時間に見えましたよ。
最後に
最初こそゴタゴタしてしまいましたが、結果的にいえば大満足の滞在でした。
今回はレストラン予約などを何回も変更してしまったのですが、我々はやはり行き当たりばったりが一番いいみたいですね・・・
次回以降の滞在ではホテルについてから考えたいと思います。
(多分大正解)
12時なるとホテルをチェックアウトし、私と彼女はこちらの車に乗って次のホテルに殴り込み向かうことにしました。
思いっきりパークハイアット京都のロゴが書いてある車でヒルトンブランドに乗り込むとか面白すぎるので一度やりたかったのです。
運転手さんはモンゴルの方でしたが、京都に10年以上暮らしていて日本語もペラペラでした。
京都の知識もすごく、いろいろ教えてもらいながら次のホテルへと向かいましたよ。
では、今回の記事はここまでです。
また別の記事でもお会いできたら嬉しいです。
コメント
[…] 前日のパークハイアット京都の滞在はこちら […]